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オリオンビール、大学生対象給付型奨学金 財団を創設 来年夏に募集・審査へ

沖縄タイムス 6月17日(金)6時50分配信

 オリオンビール(浦添市、嘉手苅義男社長)は来月にもオリオンビール奨学財団を立ち上げ、返済の必要がない給付型奨学金事業を経済的に厳しい大学進学者向けにスタートさせると16日発表した。財団による募集や審査は2017年夏から、実際の給付は18年4月からを見込んでいる。額や条件などの詳細は財団が決めるが、月額4万円(年額48万円)を1年間(審査に通れば最長4年)、毎年10~15人の募集を想定している。

 財団ではそのほか、学習支援などを実施する団体への寄付を通じ、困窮世帯への教育支援事業も手掛ける。寄付先として、県内の大学や短大でつくる大学コンソーシアム沖縄を検討しており、今年8月から始める予定。
 財源として、同社は毎年3千万円を財団に寄付する。うち奨学金事業に2400万円、教育支援事業に600万円を充てる。
 財団設立は、同社の創立60周年記念事業との位置付け。沖縄は子どもの貧困率が全国一高く、大学・短大への進学率は全国一低いことから、地域への貢献度が高いと判断した。
 財団は一般財団法人として立ち上げ、県の認可が下りれば、公益性の高い公益財団法人に移行させる。
 嘉手苅社長は「自分も苦学した。若い人たちに夢と希望を持ってもらえれば」と意義を語った。
 民間企業を母体とする給付型奨学金団体としては、折田財団(サンエー)や儀間教育振興会(ジーマ)、金秀青少年育成財団(金秀グループ)などがある。

最終更新:6月17日(金)6時50分

沖縄タイムス