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かみのけ座、かんむり座、からす座 見つけられたらうれしい小さな星座たち

THE PAGE 6月17日(金)19時0分配信

 梅雨に入り、空が曇ってすっきりしない日が多くなりました。

 だからこそ、すっきり晴れた日にはぜひ夜空を見上げてみてください。今回は、普段でも探すのが大変だけれど見つけられたらうれしい星座たちをご紹介していきます。

東京で見える星たち

髪の毛も星座になっていた!?

 宵の空高くに輝く、うしかい座の一等星アルクトゥールス。さらに牛飼いが連れていた二匹の犬、りょうけん座の三等星コル・カロリ。そして、しし座のしっぽに輝く二等星デネボラ。この3つの星をむすぶ三角形の中に、平仮名の「く」の字に星が並んでいます。もっと特徴的なのは、その辺りに小さな星たちが群れていることです。その星の集団を「散開星団(さんかいせいだん)」といいます。どれも淡い星たちで見つけるのは難しいですが、そこにある星座は「かみのけ座」です。髪の毛が星座になっているなんて意外だと思われるかもしれません。しかし、このかみのけ座には素敵なお話が伝わっているのです。

 古代エジプトをおさめていたエウエルゲテス王(プトレマイオス三世)には、ベレニケというお妃がいました。ベレニケはとても美しい髪を持っていることで有名でした。ある日、エウエルゲテス王が軍を率いて戦に出陣しました。しかし、その戦いに敗れ、エウエルゲテス王は敵に捕まってしまいました。そのことを知ったベレニケは神殿に行き「夫が無事に帰り、勝利を収めることができましたら、私の髪の毛をお礼に捧げます」と神に祈りました。その祈りが通じたのか、エウエルゲテス王は敵陣から逃れ、再度軍を率いて出陣し、勝利をおさめました。その知らせを聞いたベレニケは、約束どおり自分の髪の毛をバッサリと切り、神殿に捧げたのです。そのベレニケの美しい髪と優しい心に感銘を受けた大神ゼウスが星座にしたと言われています。

 夜空に輝く美しい髪の毛。ぜひあなたの目で確かめてみてください。

さまざまな見方のかんむり座

 うしかい座のすぐ東隣。7つの星がくるりと半円を描いている星の並びがあります。小さくて明るい星はありませんが、その並びは一度わかると次からは簡単に目にとまります。そこにある星座は「かんむり座」。7つの宝石が飾られた冠がイメージできませんか? この星の並びは、さまざまな国で色々な物に見立てていました。日本では「馬のわらじ」「首飾り星」や星が7つ見えたら長者になれるという「長者の釜」や全体を丸くむすんで見て「車星」「太鼓星」。シベリアでは「北極熊の足」、ドイツでは「花輪」、カロリン諸島では「魚網」などと見ていたと言われています。

 私は歯形に見えるなぁと思いました。あなたは何に見えますか? 本物の星の並びを見ながら、いろいろな物をイメージしてみてください。

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最終更新:6月17日(金)19時0分

THE PAGE