ここから本文です

グリフィーJrが支持。イチローのローズ超えは、世界記録との見方

THE PAGE 6月17日(金)13時10分配信

 マーリンズのイチロー(42)がピート・ローズの持つ4256本のメジャー歴代最多安打記録を日米通算で抜き去った偉業に対する賛辞の声がやまない。全米メディアの扱いも様々だったが、日米通算の参考記録をどう扱うか、その数字の価値はどうなのかの考察や、メジャー球界のレジェンドからの関連コメントなど、イチローがひとつの議論を喚起している。

 ピート・ローズ自身が、日米のメディアに語った「俺をキングからクイーンにするつもりか。記録は抜かれていない。高校野球のヒット数まで合算しているんじゃないか。日本の野球のレベルは低い」などのコメントも一人歩きしているが、その中で出てきているのが、「日米合算の数字であってメジャー記録ではないが、世界記録だ」という見方だ。

 イチローと親交が厚くマリナーズ時代には共にプレーしたケン・グリフィー・ジュニアと、シニアの親子もスポーツイラストレイテッド誌にイチローの快挙への関連コメントを寄せていた。

 ケン・グリフィー・ジュニアは、「(イチローを新しい通算最多安打記録の保持者と見なすことは)難しいのではないか。2つのリーグでの記録なので。とにかく、イチローは驚異的なアスリート。彼は年間に他の選手の2倍ものをヒットを打っている。敬意を表する。本当にすばらしい」と、ローズの記録を抜いたという見方に関しては否定的なコメントをしながらも、「マリナーズがワールドレコードと呼んだそうだが、それはすばらしいと思う」と、世界記録という捉え方に賛同する考えであることを明らかにした。

 イチロー自身もやぶさかではない。
 サンディエゴのペトコパークで試合後に行われた会見でも、その質問がイチロー自身に飛び、「どうしてもらっても構わないですよ。好きなようにして下さいよ」と、笑顔で答えていた。
 
 ただ、スポイラの取材に対して、レッズ時代にピート・ローズと長年にわたってチームメートだったグリフィー・シニアは、ヒットキングはピート・ローズのままであるという考えを示した。

「私はピート(ローズ)は今でも殿堂入りするべき選手だと思っている。私は78年にピートとともに日米野球に行き、そのときは我々が圧倒的に勝った。時代が違うので当時の対戦相手と今の選手とは違っているのだろうから、比べることはできないが」

 日米合算の記録を巡っての議論は尽きないが、イチローが“世界一”を成し遂げたにふさわしい類まれなる技術の持ち主であることだけは確かだ。
   

最終更新:6月17日(金)13時37分

THE PAGE

スポーツナビ 野球情報