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英国EU離脱国民投票で金融市場波乱も FX取扱各社が注意を呼びかけ

THE PAGE 6/17(金) 14:33配信

 英国のEU離脱「Brexit(ブレキジット)」の是非を問う国民投票が23日(日本時間24日昼ごろ)に予定されている。国民投票の発表前後は、英ポンドを中心に相場の波乱が予想されることから、国内のFX取扱い各社は、英ポンドの通貨ペアの最大建玉(たてぎょく)数量を引き下げたり、投資家に十分な投資余力を確保するようメールを送ったりするなどして注意を呼びかけている。

 FX大手の「外為どっとコム」は「一時的なポジション上限変更」と「相場変動に関する注意事項」をホームページに掲載。18日から25日まで、対英ポンドの通貨ペアの建玉を500万通貨に制限することを決めている。

 同社広報部は「2015年のスイス・ショックやギリシャ問題時の金融市場の混乱は予測できなかったが、今回のケースは日時が決まっている大きなイベントなので、市場や経済に与える影響も考え、このように注意を呼びかけた」と話す。また、投票の結果次第では、とくに対英ポンド通貨ペアおよび対ユーロ通貨ペアでは10%程度のレート変動が、その他の通貨ペアにおいても5%程度のレート変動の発生する可能性があるとの市場関係者のコメントを確認しているという。

 FXの取り扱いがある「マネックス証券」も19日から25日午前5時55分ごろまで、対英ポンドの通貨ペアの建玉を200万通貨に制限する。想定される影響として「スプレッド(売値と買値の差)が拡大する」「ロスカット取引の執行・約定に時間がかかる」「ロスカット基準からかい離して約定された場合、元本超過損が発生する」「スリッページ(注文レートと約定レートの差)が発生する」などを挙げる。

 同社では「以前に大きな相場変動があった場合は事後対応として、スプレッドを拡げるなどの対応を取ったが、今回の件や今後は米国の大統領選挙の前後にも同様の呼びかけをする可能性がある」という。また相場の動向によっては、対英ポンドの建玉制限をさらに引き下げたり、期間を延長したりすることもあるとしている。

最終更新:6/17(金) 15:35

THE PAGE