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パラリンピック車いすラグビー 仲里進 五輪4度目 リオ メダルへ直進

沖縄タイムス 6/17(金) 6:00配信

 4度目の正直、いざリオへ-。車いすラグビーの仲里進=沖縄ハリケーンズ=がアテネ、北京、ロンドンに続いて4大会連続となるリオデジャネイロ・パラリンピックの日本代表選手に内定した。悲願のメダルをつかみ損ねたロンドン4位の悔しさをバネに、海外クラブの荒波にもまれ、自らとチームのレベルアップにつなげてきた。これまで培った豊富な経験を武器に、4度目の晴れ舞台へメダルを取りに行く。(石川亮太)

 「今度こそメダルを取って沖縄の皆さんに恩返ししたい」-。パラリンピックの車いすラグビー日本代表に4大会連続で選ばれた仲里進は、悲願のメダル奪取を力強く宣言した。
 初出場の2004年のアテネは8位、08年北京は7位。12年のロンドンでは3位決定戦で敗れ、あと一歩届かなかった。
 16日の代表発表会見で、色紙に「Hard work(ハードワーク)」との抱負を書き込み、報道陣に示した。09~12年までの3シーズンを米国のチームで過ごした経験や、昨年8月のオーストラリアのチームでのプレーで「ハードワーク」の重要性を体得したからだ。パラ五輪では、ライバルチームが国の威信を懸けてぶつかってくる。「1戦1戦、ハードワークを心掛けていけば結果はついてくると思う」と強気に語る。
 ロンドンでのあと一歩は「チームの選手層の差」だと実感。海外でのプレーは、選手一人一人のレベルアップがチームの総合力強化につながるとの思いから海を渡った。4大会連続出場の選手は仲里と島川の2人だけ。大黒柱として、これまでの豊富な経験をチームに還元するのも役割だと自覚する。
 チームもロンドン大会以降、外国人コーチの招聘(しょうへい)や若手の台頭による相乗効果もあり、全体のレベルアップが図られた。仲里も「代表史上最強チーム」と自認する。
 「メダル獲得は僕だけでなくチームみんなの目標であり、使命になっている。過去3大会よりも現実味がある」と言い切る。
 5月のジャパンパラ大会では、メダル争いするライバルチームが参加する中で最下位に沈んだが、「自分たちの力を試すのにいい機会だった」と前向きにとらえる。来週からのカナダカップ、オーストラリアの大会に出場し本番に備える。
 沖縄で応援する人たちには「メダルといういい報告で恩返しができればと思う。リオでもウチナー魂で頑張る」と気合十分だ。

■一問一答 

 -抱負を。
 「過去3回のパラリンピックを経験した。ロンドンでは3位決定戦までいったのにメダルを逃し、悔しい思いをした。今度こそメダルを取って沖縄の皆さんに恩返しできるよう、ハードワークしたいと思う」
 -自身の持ち味は。
 「体幹機能を生かした俊敏なプレーやパワープレーが得意。ベテランの安定感あるプレー、ムードメーカーとしての声だしも求められている。3大会出場や海外クラブでの経験を生かしたい」
 -抱負に「ハードワーク」を掲げた。
 「ライバルの海外4強、5強は戦術面だけでなく、闘う姿勢や気持ちが強く、国の威信を懸けてメダルを目指し、ハードワークをしてくる。1戦1戦ハードワークし、自分のプレーを心掛けたい。そうすれば結果はついてくると思う」
 -経験をどう生かすか。
 「このメンバー構成だと途中出場が多くなる。安定したプレーをし、ファーストライン(先発組)を少しでも休ませられるよう、途中出場のラインでも勝てるようにしていきたい」
 -5月のジャパンパラ大会では最下位だった。手応えと課題は。
 「本番に向け、各ラインを試す部分もあった。勝敗より、各ラインで強豪相手に詰めることができたのはよかった。結果はあまり気にしない。来週からカナダカップ、続けてオーストラリアの大会がある。いい準備をしたい」
 -沖縄で応援するファンにメッセージを。
 「沖縄の皆さんのおかげでここまでできている。メダルという結果でいい報告をし、恩返しができればと思う。リオでもウチナー魂で頑張る。応援よろしくお願いします」

最終更新:6/24(金) 17:45

沖縄タイムス