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「冗談だろ!?」スピースも困惑 雷雨で難関オークモントが激変

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 6月17日(金)9時17分配信

ペンシルベニア州で開幕した2016年のメジャー第2戦「全米オープン」初日は、雷雨による相次ぐ中断を経て、翌日順延となった。ホールアウトした選手はわずか9人。雨水を含んだオークモントCCは、硬く速かった開幕前のグリーンが一変した。

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大会連覇を狙うジョーダン・スピースがフラストレーションいっぱいに叫んだ。前半17番の2打目は残り116yd。ウェッジで放ち、ピン奥2mに着弾したが、バックスピンで右手前のバンカーに転がり落ちた。拍手が途端に悲鳴に変わり「冗談だろ!? なんであれがバンカーに入るんだよ!」と怒り心頭。クラブを手から落とし「最悪だ」と吐き捨てた。

その前の11番でも、スピースはフェアウェイバンカーからの2打目を放った後、スピンで手前に戻るボールに思わず「ストップ!ストップ!ストップ!ストッープ!」と声を上げた。カップから遠ざかっていく白球に「まだ転がってる…バイバイ」と手を振り、あきれたような表情。後半2番まで終えて1オーバーで暫定16位タイと踏ん張ったが「たった一晩で、練習ラウンドのときとはまったくコースが変わってしまった」と嘆いた。

傾斜が強いグリーンは、スティンプメーターが14.5の高速となる予定だったが、大雨で変貌。17ホールを終えて3アンダーと暫定で単独首位にいるアンドリュー・ランドリーは、今大会がキャリアで初めてのメジャー出場だ。「毎日コースのコンディションが違う。月曜日にここに来たときはスティンプメーターで16は出ているんじゃないかと思うくらい、クレージーに速かったけれど、いまは良いスピードだね。パットも良く決まりそうだ」と、現在のポジションに満足げに言った。

一方、相次ぐ中断によって生まれた競技再開の直前に、十分な練習時間が設けられなかったことについて不満も漏れた。「風も出てきて、すごく難しかったんだ。(中断で)十分にウォームアップできないまま、全米オープンでショットを打つのは難しい。でも仕方がない」とスピース。

4月の「マスターズ」を制したダニー・ウィレット(イングランド)は6ホールを残して4オーバー。「(再開前の準備時間がないのは)いままでは経験がないね。最初の中断のときは1時間10分間、7番ティ裏のキャビンで待機していたんだけど(再開前に)1球もボールが打てなかった」と話した。(ペンシルベニア州オークモント/桂川洋一)

最終更新:6月17日(金)12時9分

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)