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『ブレイブルー セントラルフィクション』開発スタッフインタビュー! シリーズの完結編を手掛けるプロデューサー森利道氏の心境は?

ファミ通.com 6月17日(金)18時2分配信

●完結編を手がける森利道氏の心境は?
 アークシステムワークスより2016年10月6日に発売予定のプレイステーション4・プレイステーション3用ソフト『ブレイブルー セントラルフィクション』。2008年に産声を上げた人気対戦格闘ゲーム『ブレイブルー』シリーズが、本作でついにひとつの結末を迎えることになる。シリーズの完結編を手掛けるプロデューサーの森利道氏に、その心境や新キャラクターのEsを中心とした最新作の注目ポイントをうかがった。

●蒼の物語はいよいよ最終章に突入! その胸中は!?
──2008年から続く『ブレイブルー』シリーズがついに最終章を迎えます。シリーズを振り返ってみていかがでしょうか?

森利道氏(以下、森) 第1作の登場から約8年。長く続けられたのは、多くのファンやスタッフ、関係者の皆様に支えていただいたからだと思いますので、すごくうれしいです。『ブレイブルー』はもともと3部作として作っていたのですが、 本作で4作目。3部作で終わらなかったのは想定よりキャラクターが増えてしまったからだと言い訳しておきます(笑)。ただ、お約束した通り、ストーリーには本作でけじめをつけます。主人公ラグナ=ザ=ブラッドエッジの物語はひとつの結末を迎えます。

──では、シリーズの完結編を手掛けるいまのお気持ちをお聞かせください。

森 いままさに家庭用の制作真っ最中ですので、まだまだこれからという気持ちでいっぱいです。現在、ストーリーモードのボイス収録を行っているのですが、セリフ量がいちばん多いラグナを担当している杉田智和さんの収録が終わったら、ひと段落したという気持ちがわいてくるかもしれません。

──収録はやはりたいへんなのでしょうか?

森 収録は長時間にわたりますので、とにかくキツイですよ。監修する僕もたいへんですが、演じている声優さんのほうが遥かにたいへんだと思います。とくにラグナ役の杉田さんのボイス量は尋常じゃないので、ものすごい量になってゴメンと収録前に連絡したら、「これでひとつの完結を迎えるわけだから、最後までトコトン付き合いますよ」と力強い言葉をいただきました。

──それは心強いですね。ところで今回のストーリーモードは、 キャラクターごとのエピソードを選ぶのではなく、前作のように大筋の物語を楽しむ形でしょうか?

森 はい。本編はラグナを中心として描かれる一本道の物語が進んでいきます。もちろん、お約束のギャグシナリオも用意していますよ。各キャラクターの動向や背景を知りたければ、アーケードモードをプレイしておくといいと思います。また、ストーリーモードには、初めてプレイする人でも楽しめるような施策がありますので、ご安心ください。

──ストーリーモードのシナリオは、 すべて森さんご自身が書かれたのでしょうか?

森 物語が動き出すあるシーンからは、 僕がすべて書きました。ただ、ボリュームがすごいことになってしまったので、 弊社のシナリオスタッフの熊川や、作家の駒尾真子先生にもご協力いただきました。

──それほどまでのボリュームとは、どのくらいなのでしょうか?

森 前作の1.3倍くらいのボリュームです。すべて新規に書き下ろしたもので、プレイ時間は数十時間にも及ぶと思います。おおむねの謎の真相や何が起きていたのかは、すべて語っています。もちろん、エンディングは本当にエンディングを迎えていますよ(笑)。ファンの方々がエンディングを見て、何を想い、どう解釈するのかを早く聞きたいですね。

──その様子ですと、かなり興味深いラストシーンになっているんですね。

森 ネタバレになるので内容は話せませんが、ぜひ、“最後の最後まで見逃さずに”プレイしてほしいと思います。

──シリーズ初期でオープニング曲を担当していたKOTOKOさんが本作のオープニング曲を担当します。これには何か意味があるのでしょうか?

森 KOTOKOさんとFaylanさんのおふたりにお願いすることは決めていたのですが、オープニングとエンディングをそれぞれどちらに歌っていただくのかすごく悩みました。最終的には初心に帰るという意味も込めて、オープニングはシリーズ第1作『カラミティ・トリガー』を担当していたKOTOKOさんに、エンディングはFaylanさんにお願いしました。ちなみに、 ストーリー終盤で楽曲が流れるシーンでは、90秒バージョンではなくフルバージョンが流れます。相当盛り上がるので、ぜひプレイ中に聴いてほしいです。

●『エクスブレイズ』の世界より ラグナを導く美少女Esが参戦!
──新キャラクターとして、 世界観を共有する『エクスブレイズ』シリーズからEs(エス)が登場します。彼女は、どのように物語に絡んでくるのでしょうか?

森 序盤からところどころ姿を現すのですが、本格的に登場するのは物語の転機となる出来事が起きる中盤以降になります。それがどういった状況なのかはまだ話せませんので、『エクスブレイズ』シリーズやアーケード版のストーリーから想像を膨らませていただければ。

──ということは、『エクスブレイズ』ファンがニヤリとするような要素もある?

森 そういったシーンも入っています。『エクスブレイズ』のEsとは、また少し違った雰囲気を感じるかもしれません。その理由を想像しながらストーリーモードをプレイすると、より一層楽しめるはずです。また、家庭用のアーケードモードにはEsのストーリーが実装されるので、 ストーリーモードの前にそちらをプレイしておくと、よりEsの背景がわかりやすくなると思います。

──『エクスブレイズ』と雰囲気が変わっていると言えば、衣装のデザインがリニューアルされていますね。

森 『エクスブレイズ』時のデザインがすごくよかったので、とても悩みました。最終的には、 僕の描いたデザインをベースに、『エクスブレイズ』チームのデザイナー、 樋口に仕上げてもらいました。剣を振り回して闘うということもあり、身体の動きがしっかりと見えるような衣装になっています。

──大剣を持っているのもポイントですね。大剣というとカグラのようにやや動きが遅いタイプなのでしょうか?

森 『エクスブレイズ』から入ってくるファンのことも考えて、 使いやすさを意識しつつ、しっかり『ブレイブルー』らしさが出るように調整しています。美少女が大剣を振り回すというのは、本当にかわいいですよ。

──スタンダードよりの性能でしょうか?

森 はい。 必殺技は使いやすいスタンダードなものが揃っています。ちなみに、必殺技の中に投げ技があるのですが、投げを失敗したときのモーションがビックリするくらいかわいいので、注目してほしいですね。Esのモーションはデザインを担当した樋口自身が作っているので仕上がりはバッチリです。

──Esの“ドライブ”能力はどのようなものなのでしょうか?

森 まだ開発途中なので詳しくは言えませんが、そんなに意識しなくても戦えるので、そういった意味ではラグナに近いかもしれません。 シリーズをプレイしている人であれば、すぐに理解できると思います。

──つぎにゲームモードについておうかがいします。 前作に収録されていたゲームモードは基本的にすべて入っているのでしょうか?

森 おなじみのモードは基本的に収録しています。 アーケード版で遊べたモードも収録されますし、人気のアビスモードについてはさらにパワーアップさせるために専門のスタッフをつけて開発を進めています。また、ネットワークモードは、ランクマッチ、プレイヤーマッチ、オンラインロビーと、前作と同じものをひと通り揃えてあります。そのなかでもゲームセンター感覚で遊べるオンラインロビーは、 デザインを一新するなどリニューアルを図っています。これについての詳細は続報をお待ちください。

''──本作で最終章を迎えるということで、今後も大会が開かれるのかなど、心配するファ
ンもいるかと思います。そのあたりは、どのようにお考えでしょうか?''

森 ストーリーがひとつの結末を迎えますが、具体的には、今後もゲーム大会やイベントを継続していき、やり込んでくれている人たちをフォローしたいと考えています。また、前作はバージョンアップのタイミングが少し早かったと感じていますので、 本作は長いスパンで遊べるようにしたいと思っています。シリーズをいっしょに作り上げてきたファンの皆様の応援がある限り、 必ずです。 家庭用発売前に少し早いですが、それだけはお約束いたします。

──最後に、本作に期待を寄せるファンへ向けてメッセージをいただけますか?

森 僕は開発も含めて『ブレイブルー』に10年関わっています。 そんな本シリーズがひとつの結末を迎えます。スタッフ一同尽力していますので、皆様もうしばらくお待ちください。

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●Esの衣装は森氏の願望が詰まっている!?
 Esの衣装は『エクスブレイズ』の雰囲気を残しつつも、アクションゲームとしてキャラクターの動きがわかりやすいようにリニューアルされている。ちなみに、この衣装は背中部分がパックリと開いているセクシーな仕様に。これは森氏の“願望”を樋口氏がくみ取ったものだという。

最終更新:6月17日(金)18時2分

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。