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『Horizon Zero Dawn』を体験! 小気味いいアクションと、本作の特徴を開発者のプレゼン&プレイインプレッションでリポート【E3 2016】

ファミ通.com 6月17日(金)20時26分配信

文・取材・撮影:編集部 世界三大三代川

●大自然とSFが融合する、オープンワールドアクションRPG
 2016年6月14日~16日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて世界最大のゲーム見本市、E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016が開催。“PlayStation E3 2016 Press Conference”でも大きな注目を集めた、プレイステーション4用ソフト『Horizon Zero Dawn』の開発チームからのプレゼンテーションと、試遊をさせていただく機会を得た。プレゼンをしていただいたのは、開発を担当するGuerrilla Gamesのゲームディレクター・MATHIJS DEJONGE氏と、リードライター・JOHN GONZALEZ氏のおふたり。

  まずは、本作の概要からお伝えしよう。本作は、謎の機械に支配された、自然溢れる世界で戦う女性ハンター・アーロイの物語を描く、オープンワールドアクションRPG。槍や弓矢などの狩りの武器を使いつつ、さまざまな動物の姿をした機械や、ほかの部族との戦いをくり広げていく。これまで『KILLZONE』シリーズを手掛けてきたオランダのGuerrilla Gamesによる、新規IP(知的財産)だ。なお、アメリカでは2017年2月28日発売予定で、日本では2017年発売予定となっている。

 プレゼンでは、ゲームの一連の流れを紹介。すでに動画などで観ている人も多いと思うが、アーロイは弓矢、スリングショットなどを中心に敵に攻撃を仕掛け、敵によっては“Override”で敵をハッキングし、味方にして騎乗できるようになる。武器は、通常の攻撃に加え、火や氷などの属性を持った矢、弾が使えるため、攻撃の前に敵をスキャンして、弱点を探りながら攻撃すると効率がいい。なお、武器にはそれぞれスロットが用意されており、カスタマイズが可能。武器の種類だけでも、弓、スリングショット、ワイヤーなどがあり、それぞれにスロットが用意されているため、カスタマイズの自由度は高そうだ。そして、敵を倒し、一定の経験値を獲得するとアーロイがレベルアップ。レベルアップ時にはスキルポイントが獲得でき、スキルポイントを消費して、新たなスキルを覚えていく。また、道中ではほかの部族との会話やショップでの購入もあり、会話などは欧米のRPGタイプにある選択肢によって会話が進むシステムになっていた。

 プレゼンの最後には、MATHIJS DEJONGE氏とJOHN GONZALEZ氏のおふたりへのQ&Aが行われた。

Q どのような種類のロケーションがあるのでしょうか?
A ジャングル、雪山、砂漠などいろいろなロケーションを用意しています。地上だけでなく、地下の環境などもあります。また、それぞれにダイナミックなウェザーシステムがあり、雨や台風といった環境の変化、昼夜の変化も楽しめます。

Q 敵をハッキングして騎乗するオーバーライドが可能な敵の数は?
A 乗れる敵はいくつか用意していますが、乗るだけでなく、アーロイのアビリティによっては、味方にできるものもあります。また、レベルに応じてハッキングできる敵の種類が増えるので、レベルが上がれば大きな敵もハッキングできるようになります。

Q 弓矢などの武器はどれくらいの種類がありますか?
A 武器にはスロットがあり、スロットシステムを活用することで、いろいろな強化ができます。最初は、スロットがひとつだけだったりと、あまり強化はできませんが、ゲームが進むに連れて、スロットの多い武器が手に入り、いろいろなコンビネーションの武器へと強化ができます。

Q ほかの部族と出会って会話をすることがありますが、会話の内容によって敵対することはあるのでしょうか?
A 会話の選択肢によって、会話の方向性が変わることはありますが、出会った相手が急に敵になるといった大きな変化はありません。多少の分岐はありますが、本作の主目的は、アーロイの物語を伝えることです。

Q マルチプレイの要素はあるのでしょうか?
A いえ、ありません。本作は、シングルプレイのストーリーです。

Q アーロイはさまざまなスキルを覚えますが、それによってどのように戦いかた、戦術が増えるのでしょうか。
A アーロイは、素材を得るためなど、いろいろな目的のためにロボットを倒していきますが、ロボットによって、それぞれ倒しかたが異なります。スキルを覚えれば、彼らに有効な手段が増えるので、早く倒して使用する弾薬を制限できるようになります。また、スキャンをすると、彼らの背中などの光る場所がわかるのですが、そこを射ると殻が落ちて、弱点がむき出しになるといったこともあります。

Q 日本のユーザーからも人気が出ると思いますが、日本人の好みなどを意識した部分などはありますか?
A 日本のユーザーを意識したモノづくりはしていませんが、ハイテクマシーンと古代の部族などの対象的なものを混ぜ合わせた世界観が、日本のユーザーにもアピールできたのだと思います。Guerrilla Gamesの開発者自身がSFも、BBC(イギリスの公共放送局)の自然を紹介するチャンネルなども好きで、そういった好きなものをこのゲームに詰め込んでいます。

Q 本作を楽しみにしている日本人へメッセージをお願いします。
A このハイテクなマシーンと、ストーリーを重視するゲームが、日本のユーザーにも魅力的に感じてもらえているのは、とてもうれしいです。国、地域、関係なく、すべての人にこのアーロイのストーリーを楽しんでほしいです。

●スローモーションの演出が最高にカッコイイ!
 プレゼンに続いて、本作の試遊の機会をいただいた。まだ開発中のため、進めるエリアなどは限られていたが、サクサクと動く快適な操作感が楽しめた。

 草むらをダッシュで駆け下り、側にいた2体の敵を攻撃。弓矢で狙うのもいいが、態勢を低くして、敵の背後から近づけば、一撃で倒せるステルス攻撃が発動できる。L1ボタンを押しながら左のアナログスティックで武器&弾薬の種類を選べるのだが、武器の選択中はスローモーションになりながらも時が止まらないのが本作の特徴。ほかの、武器を選んでいる最中は完全に時が止まるRPGに比べると確かに焦る部分はあるものの、逃げる敵を追いかけながら武器を交換し、その武器でトドメを刺した瞬間は非常に気持ちいい&カッコいい! 武器を選びつつ、動き続ける敵を追う焦燥感が、アーロイとの一体感を生み、まさにアクション映画の主人公ばりの気分が味わえるのだ。

 ある程度、戦闘を楽しんだ後は、つぎは2本角のバッファロー型の敵を発見。トレーラーなどでもオーバーライドをしていたあの敵だ。まずは、背後から近づき一気にオーバーライドをしようとしたところ、誤ってステルス攻撃を発動。見事に(?)敵を一撃で倒してしまった……。当然ながら敵を倒してしまうとオーバーライドすることはできないため、とりあえず倒した亡骸から貴重な素材をいただいた(今回の試遊版は、素材を使ったカスタマイズなどはできなかったが)。そして、改めて背後から近づき△ボタンでオーバーライド! 今度こそ成功し、敵に騎乗することができた。

 騎乗中は×ボタンでスピードアップができ、ある程度の段差も上り降りが可能。騎乗しながらR1ボタンで前脚を大きく上げて振り下ろす、強力な直接攻撃もできた。そして、騎乗中に弓矢の攻撃も可能。もちろん武器の切り換えも前述のとおり、動きを止めずにスローモーションでできるため、大型の敵に火矢を撃ち、逃げる敵を追いかけながら通常の弓矢に切り換えて攻撃するといった、一連のアクションを流れるようにできると、爽快感抜群だ。

 最後に、シールドを貼るタイプの敵との戦闘に。半透明の青いシールドを貼る敵は、後ろにまわり込んだり、スリングショットでシールドを越えるように攻撃しないと大きなダメージを与えられない。なかなかの強敵で苦戦をしていると、いつの間にやら弾薬切れ……。しかし、退くわけにはいかないと、回り込みながら直接攻撃で応戦。敵も地面に青い光を走らせる電撃の範囲攻撃を使ってくるため、○ボタンの回避行動をくり返すヒット&アウェイ戦法で攻撃していく。あと数撃で敵を倒せるところまで追い込んだものの、最後には範囲攻撃を食らってしまい、ゲームオーバー。そこで時間切れとなった。

 ファンタジー系のRPGは数多くあれど、SFと古代の世界を融合した世界は珍しい。しかも、弓矢などの攻撃に、SFのスキャンといったその世界観を活かした要素が数多く用意されているのも本作ならではだ。謎の多いストーリーはもちろんだが、この爽快なアクションだけでも本作は十分に楽しめる。発売まではまだちょっと先だが、気になっている人は一度、スローモーションでの武器切り換えを体験してほしい。この体験をするだけでも、その価値がある!

●『Horizon』はプロモーションも画期的!
 ちなみに、E3期間中、E3会場前はもちろん、ハリウッドなどのロサンゼルスの街のあちこちで、『Horizon』に関連するさまざまなプロモーションが行われた。とくに興味深いのが人力車。声をかけると、『Horizon』のトレーラーを流しながら会場まで運んでくれる。日本でも、何かおもしろいプロモーションを期待したい!

Horizon Zero Dawn
メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
対応機種:プレイステーション4
発売日:2017年
価格:価格未定
ジャンル:アクションRPG

最終更新:6月17日(金)20時26分

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