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ゲームで独占禁止法学ぶ教室 公正取引委員会、さいたまの高校で開催

埼玉新聞 6月17日(金)10時30分配信

 公正取引委員会は16日、埼玉県さいたま市桜区の県立浦和工業高校で「独占禁止法教室」を開いた。同校の2年生約200人が、シミュレーションゲームや模擬立ち入り検査を通じて、独禁法の役割や自由競争の大切さを学んだ。公取委が県内で初めて、独禁法の普及などを目的にさいたま市内で開いた「一日公正取引委員会」の一環で行われた。

 公取委の職員が講師となり、公取委の業務や役割、市場経済の仕組み、独禁法がカルテルや独占を禁止し、公正で自由な競争を促していることを説明した。

 シミュレーションゲームでは、生徒が携帯電話の販売店と消費者の立場に分かれ、5万円のスマートフォンの売買を行った。販売店側はそれぞれ「バッテリーの無料サービス」「1万円値引き」「2年間製品保証」など条件を提示。消費者側はこの中から購入先を選び、自由な競争が行われることで消費者に利益があることを体験した。

 独禁法が禁じているカルテルについては、立ち入り検査の現場を寸劇スタイルで体験。生徒が経営者と公取委の審査官役を演じた。

 榎本広実さん(17)は「消費者の利益を確保する重要な役割を果たしている公正取引委員会の存在を、身近で知ることができて良かった」と話した。この日はさいたま商工会議所会館でも独禁法講演会や消費者セミナーなどが開かれた。

最終更新:6月17日(金)10時30分

埼玉新聞