ここから本文です

【MLB】ローズ氏息子、イチローの日米合算には否定的も「おめでとう、と伝えたい」

Full-Count 6/17(金) 11:07配信

地元メディアに笑顔で対応、日米合算議論に「私の家族はあまり気にしてはいない」

 マーリンズのイチロー外野手が15日(日本時間16日)に敵地でのパドレス戦で2安打を放ち、日米通算安打を4257本(NPB1278本、MLB2979本)として、ピート・ローズ氏の持つ歴代最多安打記録(4256安打)を抜いた。日米合算成績に対する見解はさまざまで、多くの議論を呼んでいる。渦中のローズは「日本の記録は認めない」と声高に訴え、イチローの健闘を称える言葉はない。だが、騒動の中でやや意固地なイメージがついたローズに代わり、長男ピート・ローズJr.氏が「おめでとう、と伝えたい」と話す様子を、カンザス州の地元紙「ウィチタ・イーグル」電子版が映像で伝えている。

イチロー、メジャー通算では今何位? MLB歴代通算安打数ランキング

 ローズJr.は、現在カンザス州ウィチタを本拠地とする独立リーグの球団ウィチタ・ウィングナッツで監督を務めている。イチローが父ローズの持つ記録4256本まで残り3本となった時、地元紙のインタビューを受けた長男は、日米合算成績について「含まれるべきではないと思う。もちろん、私はローズ家の人間だからね(笑)」と返答。その一方で「いろいろな議論がなされるだろう。でも、私の家族はあまり気にしてはいない」と心境を明かしている。

 同じ野球人として、イチローに対するリスペクトはやまないようだ。「かつて父がプレーする姿を見ていたように、イチローのプレーを見るのも好きだ」と語る長男ローズJr.は、次なる金字塔メジャー通算3000安打に迫っていることにも触れ、「とてつもない打者だという証拠。彼はそれを証明している。いや、彼はとてつもない打者以上の打者。だから『おめでとう』と伝えたい」と穏やかな笑みを浮かべた。

息子から見たレジェンドの共通点は、類い稀なるバットコントロール

 トッププロレベルで4000本安打を記録するという驚異の領域に到達したローズとイチローだが、息子から見た2人は「野球に対するアプローチが同じだと思う。全力でプレーしている」と話している。イチローの打撃練習を見たことがあるというローズJr.は、「2人ともコンタクト打者。父もそうだったが、2人とも好きな時に好きな場所へ打球を運ぶことができる」と類い稀なるバットコントロールを共通点として見い出したという。

「もちろん、父の方がいい打者。私のアイドルでもあり、私の大好きな選手だし、なによりも私の父だから」と笑顔でローズ家への忠誠を貫いたローズJr.だが、「イチローの功績は素晴らしいもの」と日本から来た、もう1人のレジェンドへの敬意も忘れない。「2人は本当に生粋の打者。イチローがプレーする姿を見られてうれしい。彼にはさらなる成功を祈りたい」と改めて祝福の言葉を贈っている。

 日米通算安打数でローズ超えを果たした試合後の会見で「ピート・ローズが喜んでくれてれば全然違うんですよ」と話していたイチロー。ローズ本人ではないが、その身内から祝福の言葉を贈られたことで、少しは違った思いが生まれるかもしれない。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6/17(金) 13:12

Full-Count