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高校野球地方大会開幕迫る U15侍J鹿取監督が今後も侍で見たい選手・投手編

Full-Count 6月17日(金)14時20分配信

U-15侍ジャパンから次の代表へ、順調に頭角現す球児たち

 今夏、「第3回WBSC U-15ベースボールワールドカップ2016 inいわき」(7月29日~8月7日・福島県いわき市)を戦うU-15侍ジャパン日本代表。チームを率いるのは侍ジャパンテクニカルディレクターも務める鹿取義隆監督だ。同氏は3年前の2013年にも同世代の代表を率いて、「15Uアジア・チャレンジマッチ2013」を戦った。その当時の選手たちが高校最後の夏を迎えようとしている。世代別の侍ジャパンを経験したのち、順調に成長を遂げている選手はいるのか。夏の甲子園の地方大会開幕が迫るタイミングで、鹿取氏に次の代表カテゴリーでも見ていきたい好選手を聞いた。

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 真っ先に名前が挙がったのは今夏のドラフト上位候補にもなっている横浜(神奈川)の藤平尚真投手だった。藤平は中学時代、千葉市シニアに所属し、2013年のU15で日本代表入り。韓国、チャイニーズタイペイ、松山市選抜と戦った「15Uアジア・チャレンジマッチ2013」に出場した。

 その際、指導した鹿取監督は「非常に脚力が強い子だったので下半身主導で投げることができていた。体の線は細かったけど、ボールの勢いはすごくあったので、この選手は伸びるだろうな、と。投球フォームでは軸足で立った時や投げる時、リリース、フィニッシュの仕方のポイントで少し体のバランスなどを伝えた。将来的に楽しみだなと思いましたね」と当時を思い返す。

 藤平は横浜高校入学後、1年夏のベンチ入りを期待されたが右肘を負傷。新チームの1年秋から主戦投手として、名門を引っ張った。最終学年となった今年の春は神奈川を制し、群馬で行われた春季関東大会へ。決勝では前橋育英(群馬)に敗れ、準優勝だった。藤平は投げては150キロを計測し、打っても本塁打を放つなど、馬力のある下半身を生かして投打で存在感を発揮。ネット裏のスカウト陣をうならせていた。

2人目に名前が挙がったのは…「マスターがすごく早かった」

「当時から一番、ボールが速かった。130キロは出たと思います。ここまでの選手になったのは高校に入って、一生懸命練習した証しだと思います。今のフォームを見ると足を上げる時も高く上げて、下半身から力をためている。肩の可動域も広く、腕にしなりがあるのでこちらでもパワーをためて投げることができている。バランスがいいフォームなのでケガをしない投げ方になっていますね」

 鹿取氏はそう評価する。この夏の成績次第では、「第11回BFA U18アジア選手権」(8月30日開幕・台湾)に出場するU-18侍ジャパン日本代表メンバーの筆頭候補となるだろう。

 同氏が藤平に続いて挙げたのは、常総学院(茨城)の鈴木昭汰投手。鈴木は土浦霞ヶ浦ボーイズからU-15侍ジャパンに選ばれた。常総学院に進学後は、2年春、3年春の甲子園のマウンドを踏んだ。直球、スライダーに加え、カットボール、チェンジアップなど多彩な変化球を操る好投手だ。

「小気味よくボールを投げていましたね。いい外角の直球とスライダーを持っていた。反対側に変化するボールがなかったので、ツーシームとか左打者のインサイドに投げるボールを教えたと思います。握りを少し変えるだけの指導でしたが、マスターがすごく早かった」と吸収するスピードを評価。投手としてのセンスを感じさせる選手だったという。

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最終更新:6月17日(金)14時20分

Full-Count

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