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[予想外の4大リーグ総括! 5]千差万別! 戦術実験場となったブンデスリーガ

theWORLD(ザ・ワールド) 6月17日(金)18時1分配信

バイエルンはケガ人が続出するもグアルディオラが柔軟に対応した

ジョゼップ・グアルディオラのバイエルンでの3年間が終了した。初年度に国内2冠を達成したが、2年目はCL、ドイツ杯ともにベスト4で敗退し、マイスターシャーレの獲得のみに終わっていた。シーズン序盤から中盤にかけては無敵を誇るが、終盤になるとフィジカルコンディションやモチベーションが低下するのか、コロッと負けることがある。過去2年間のバイエルンはそんな印象だった。

今シーズンも開幕からいきなり10連勝を飾り、早々に首位の座をキープ。前半戦(第17節終了)を終えて冬期休暇を迎えた段階で、2位ドルトムントに勝点8差をつけていた。ピッチに立つ選手はもちろん、試合によってフォーメーションが変わるのはお馴染みで、ドウグラス・コスタ、アルトゥール・ビダル、キングスレイ・コマンといった新たに加わった選手たちの力を短期間でチームに融合し、危なげない戦いを続けていた。

そうしたなか、1月から2月にかけてCBを務める選手にケガ人が続出した。ジェローム・ボアテングが内転筋を傷めたのにはじまり、ホルガー・バドシュトゥバーが足首の手術、ハビ・マルティネスが左ヒザの手術を行なうという負のサイクルに陥っていた。

発想力が豊かなグアルディオラはさまざまな選手をCBに起用し、4バック、3バックを使い分けてこの危機に対応した。メフディ・ベナティア、ダビド・アラバ、ファン・ベルナト、ジョシュア・キミッヒ、ザーダール・タスキなどを組み合わせて戦い、後半戦の17試合を13勝3分1敗で乗り切っている。第28節フランクフルト戦ではアラバが3バックの中央でプレイするなど各選手が応用力を問われるなか、それぞれが万能な力を発揮することで白星を重ねていった。

終わってみれば2位ドルトムントに勝点10差をつけている。それでも、グアルディオラは「(今回の優勝が)一番難しかった」と語っている。CBに負傷者が続出し、厳しい戦いを続けたのは事実で、最大のヤマ場は第25節ドルトムントとのアウェイゲームにあった。前節のマインツ戦に敗れたことで勝点5差で迎えた一戦で、敗れるとあるいはという今シーズンの天王山だった。

このドルトムント戦は0-0で終わったが、バイエルンの圧力がホームチームの勢いを封じ込めていた。得点するチャンスはバイエルンのほうが多く、内容的には勝点3を取れた優勢な試合だった。勝てなかったことでその後はしばらく勝点5差の状態が続いたが、逆にバイエルンにとってはこれがプラスに働いた。シーズン終盤に2位とこれ だけ勝点差が接近しているのは近年になかったことで、モチベーションを低下させることなくしっかりと戦い続け、前監督のユップ・ハインケスから続く優勝回数を増やし、通算26度目、前人未到となる4連覇を達成した。

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最終更新:6月17日(金)18時1分

theWORLD(ザ・ワールド)

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