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兵庫の企業グループ 銀盤酒造 経営を譲渡/富山

チューリップテレビ 6/17(金) 20:22配信

 県内を代表する老舗の酒蔵・銀盤酒造(ぎんばんしゅぞう)が、兵庫県に本社をおく阪神酒販(はんしんしゅはん)グループに経営権を譲渡しました。
 阪神酒販グループは、銀盤ブランドと従業員の雇用を維持した上で、今後、グループで展開する外食チェーンなどと連携し、ブランドの発展をめざす方針です。
 銀盤酒造は17日午後、株主総会を開き、創業家を中心に所有していたすべての株式を兵庫県の阪神酒販グループに譲渡しました。
 譲渡額は、明らかにされていません。
 また、総会では、創業家に代わって阪神酒販グループの田中文悟(たなか・ぶんご)氏が新社長に就任しました。

 黒部市の銀盤酒造は1910年創業の老舗。
 出荷量は、県内の酒蔵の中で立山酒造についで2番目に多い、県内を代表するブランドです。
 民間調査会社帝国データバンクによりますと売上高はピークだった2002年には57億円あまりを計上しましたが、近年は、国内の市場規模の縮小などにより、昨年度はおよそ24億円と半減していました。
 従業員は38人で譲渡後も引き続き雇用を維持するとしています。
 銀盤酒造は、今年2月に社長が退任し、皮膚科を経営する61歳の長男に代表権が移りましたが、酒蔵の後継者がいないことから、銀盤ブランドを守り、発展させてくれる譲渡先を探していました。
 阪神酒販グループは、兵庫県神戸市に本社を置く酒や食品の製造・販売会社です。
 通信販売や貿易、宅配にも取り組んでいるほか、焼肉チェーン『牛角』などの外食産業も展開しています。
 グループ全体の売り上げ規模は年間200億円にのぼります。
 すでに岐阜県の千代菊(ちよぎく)や静岡県の富士高砂(ふじたかさご)酒造など全国10か所の酒蔵の経営を手がけていて、銀盤酒造で11番目の酒蔵となります。
 今後はグループ企業の外食チェーンで『清酒・銀盤』の提供を始めるほか、貿易事業のノウハウをいかして輸出にも力を入れる方針です。

チューリップテレビ

最終更新:6/17(金) 20:22

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