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「韓国政府の放水銃・車両壁は正当化できない」 国連特別報告者が指摘

ハンギョレ新聞 6月17日(金)18時50分配信

国連人権理事会で「韓国報告書」を発表 全国教職員労働組相の法外労組化も「国際人権法に反する」との指摘も

 「韓国政府の放水銃の使用は無差別で、場合によっては特定の人に狙いを定めることもあり、正当化するのは難しい」

 国連「平和的集会及び結社の自由」のマイナ・キアイ特別報告者が16日(韓国時間)、スイスのジュネーブで開かれた国連人権理事会で、車両壁と放水銃を使用している韓国政府の集会・デモの鎮圧について強い懸念を示した。今年1月に韓国を訪問し、集会、結社、表現の自由の実態を確認したキアイ氏は、同日発表した韓国報告書で「放水銃が集会参加者に深刻な危害を加える危険性を高める」と指摘した。昨年11月の民衆総決起集会で放水銃を向けられ重体に陥った農民ペク・ナムギ氏事件に言及したものだ。キアイ氏は、警察が道路に設置する車両壁についても「車両壁は、集会参加者の行動を管理するためというより、平和な集会の自由を事前に阻害するために使われている」として、放水銃と車両壁の使用の中止を求める意見を明らかにした。

 集会参加者を手あたり次第に刑事処罰することへの懸念も示された。キアイ氏は、昨年のセウォル号集会と民衆総決起集会を主導したとの理由で逮捕されたパク・レグン416連隊常任運営委員とハン・サンギュン民主労総委員長について「他人の不法行為によって生じた損害について、集会主催者に責任を負わせるのは、過度かつ不合理である。集会の参加者が集会に参加したという理由だけで調査を受けることも、刑事的あるいは民事的に責任を取らされることも、あってはならない」と指摘した。さらに「集会の時間と場所の無条件な禁止も防がなければならない」として、「(韓国政府が)集会およびデモに関する法律を改正し、その適用の慣行を改善すべきだ」と明らかにした。

 一方、同日、13日にジュネーブを訪問した元日本軍慰安婦被害者ハルモ二(おばあさん)のキム・ボクトンさん(90)は、 ドゥブラヴカ・ シモノビッチ国連女性に対する犯罪特別報告者と面会し、日本政府の謝罪を求めると共に、国連の協力を要請した。キムさんと同行した韓国挺身隊問題対策協議会は、シモノビッチ特別報告者が「韓日両国の発表は、女性差別撤廃委員会などの人権機構の勧告と原則を考慮していないものと思われる。ハルモ二たちを支持し、協力できるように努力する」という立場を明らかにしたと伝えた。

イ・スンジュン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:6月17日(金)18時50分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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