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珠洲土産や特産品、デザイナーが洗練 形状やパッケージ、会議所など

北國新聞社 6/17(金) 3:06配信

 珠洲商工会議所は、来年9、10月に珠洲市で初開催される奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)に向け、同市内で販売されている特産品や土産物のパッケージや形状などを、デザイナーのアイデアで洗練させる取り組みを始める。販促活動の見直しや新商品の開発も進め、芸術祭で珠洲を訪れる観光客の需要を取り込む。

 特産品の見直しは、珠洲特産品リデザイン事業と銘打ち、国際芸術祭の実行委員会が同会議所に委託して行う。市全体を対象に、デザイナーを交えて商品の見直しを掛ける取り組みは、石川県内では他に例がないという。

 珠洲の素材を使った商品の製造、販売会社や、今後自社製品の開発を検討する市内事業所の中から希望者を募り、審査会を経て、同会議所と県産業創出支援機構が商品開発や販売方法に関する助言、デザイナーとのマッチングを行う。

 珠洲に先駆けて国際芸術祭が行われている新潟県中越地方や香川県の瀬戸内地方では、デザイナーを交えた地元特産品の見直し事業が行われている。同会議所によると、斬新な形の瓶で地酒を販売したり、加工食品や菓子のパッケージや形を愛らしいデザインに変えたりして、需要の喚起が図られた事例があるという。

 今月23日に制度の説明会を開き、7月末まで参加希望者を募る。会議所の担当者は、珠洲産品の多くは、人柄を反映してか飾り気がない傾向があるとし、「味は良いのに品を手に取ってもらえない、若者のニーズをつかみたいなどの課題を、デザイナーの技能を借りて解決したい」と話した。

 奥能登国際芸術祭は来年9月3日~10月22日に開催され、市内全域の遊休施設や旧のと鉄道の駅舎跡、民有地などの屋内外で、国内外のアーティストの現代アート作品を展示する。市内各地の秋祭りと連動して、祭りや食、自然に関するパフォーマンスも行う。

北國新聞社

最終更新:6/17(金) 3:06

北國新聞社