ここから本文です

『ドラゴンネストR』覚醒スキル実装でバトル全体が変わる! 6月アップデートの全容が判明

ファミ通.com 6月18日(土)18時1分配信

文・取材:ライター Mainai、編集:編集部 ミス・ユースケ

●中~上級者向けのやり込み要素が目白押し
 PC用アクションRPG『ドラゴンネストR』の次期大型アップデートが2016年6月22日にリリースされるが、踏み込んだ内容は明かされていない。そこで、同タイトルの運営を手掛けるNHN ハンゲームに取材を実施し、日本サービスプロジェクトリーダーのYAMAMOTO氏から次期アップデートの全容をお聞きすることにした。

 今回のポイントは、初心者でもすぐに楽しめる『ドラゴンネストR』ならではの遊びやすさを維持しつつ、中~上級者向けの新要素が多数追加されること。レベル上限の解放に伴い新規コンテンツがお目見えするほか、アクティブ技の覚醒スキルがついに実装されるなど、これまでのゲームのありかたがガラリと変わる新要素が山盛りなのだ。

 そうした新要素の具体的な中身を、YAMAMOTO氏のコメントをまじえつつ深掘りしていく。また記事の後半では、同氏から今回のアップデートの全体像をインタビュー形式でお伺いしているので、こちらもぜひご一読いただきたい。

●レベル93キャップ開放シナリオ&新規エリア“ラダメス”を追加
 6月のアップデートにより、キャラクターのレベルキャップが90から93に引き上げられる。つぎなるレベルキャップ開放シナリオのプレストーリーは以下のとおりだ。

 上記のプレストーリーに登場しているラダメスの地が、レベルキャップの開放に合わせて同時オープン。こちらはレベル90以上の冒険者のみが足を踏み入れられる、上級者向けのエリアとなっている。

~ラダメス・背景シナリオ~
 時折起こるミュート川の氾濫と、栄養の乏しい赤い大地…ゆえに南部の領地は、人の住めない土地だった。使える資源すら存在しないため、チャイルドたちもこの土地には興味を示さず、長きに渡り放置されていた。そんな捨てられた地に、避難民の一行がやってきた。チャイルドにより豊かで肥沃な地を追われ、南部の領地に逃げてきた民たちだ。彼らはそこで「奇跡」を起こした。優れた技術力を用い、赤き大地に緑を芽吹かせたのだ。彼らはそこに町を作り、女神ベスティネルの反撃に備えた。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 前回のアップデートではメルカ王国というミストランドの新しい地域が開放されましたが、今回はそれに続く第2弾の町です。位置づけとしては、ミストランドの女神派と争う反女神派の本拠地になります。
 土地を追われた反女神派のメンバーの中に高い技術を持った人たちがおり、彼らが中心となって荒れ果てた土地を開拓。居住可能な場所に変えたことから、“奇跡の町”と呼ばれるようになりました。そもそもこの世界は女神により作られたのですが、実際は弱肉強食のルールがはびこる陰鬱な状況が続いています。
 そうした現実に不満を持つ人々が集まって成立したのが反女神派で、プレイヤーはこちらのグループに所属します。

●高レベル向けの3つのダンジョンがお目見え
 ラダメスの町から入場できるダンジョンとして、ボルカノス泥地、ディザン紅野(こうや)、フォグムンド廃湖の3つが追加。ノーマル/マスターの両難度はレベル90から挑戦できるが、高難度のアビスに限り、レベル93の冒険者のみ参加可能となっている。レベル90以降の冒険者の育成をノーマルとマスターで行ったうえでアビスの踏破を目指す……そんな流れを想定した作りだ。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 これまでのアップデートではレベルキャプが10ずつ開放されてきましたが、今回は3つになります。数字そのものは小さくなりましたが、全体の密度でいえば従来の10とほぼ同じ濃さです。装備についても、これまでレベル10おきに追加されてきたものが、レベル93で入ってきます。
 レベル上限を100まで開放しなかった理由は、新規のお客様が“そんなにレベルが高いと追いつけない”と誤解してしまうのを避けるためです。

 気になるのは、新規ダンジョンを通じて手に入るアイテムの性能。こちらについても詳細が明かされているのでご紹介。以下のとおり、レベル90以上の冒険者が身に着けられる逸品ぞろいなのだ。

◆3つの新規ダンジョンで獲得できるアイテム
◇ノーマル難度
カウダアクセサリー、Lv.90 エピック竜珠、Lv.90 マジックタリスマン、Lv.90~92 レア武器/防具

◇マスター難度
カウダアクセサリー、Lv.90 エピック竜珠、Lv.90 マジックタリスマン、Lv.90~92 レア武器/防具、Lv.90 エピック能力強化紋章プレート、特上級アルテウム

◇アビス難度
アバドニアイヤリング、コアトル武器/防具、Lv.93 エピック竜珠、アビス称号、祝福の石、スペラ

 これらの中でYAMAMOTO氏が狙い目として挙げていたのは、アビス難度で獲得できるアバドニアイヤリング。YAMAMOTO氏によれば、「同じ等級の中でも飛び抜けて強い性能を持っているので、そのぶんかなりのレアアイテムとして設定されています」。最高峰のネストダンジョンだけでなく、通常のダンジョンにも激レアなアイテムを入れてほしいという要望が反映された結果だそうだ。

 3つの新規ダンジョンの詳細を、それぞれの項目に分けてご覧いただこう。

【新規ダンジョン1:ボルカノス泥地】
 ボルカノス泥地は、ラダメスの町へと向かう通路に用いられる地域。当地への侵入を試みる者を排除するための罠が、反女神派により多数仕掛けられている。

~~ボルカノス泥地・背景シナリオ~
 ラダメスの技術者は、ドリムゴルド渓谷から侵攻してくるカタストロフを防ぐため、ミュート川の水を引き入れ沼地を作り上げた。沼地の至る所に罠が仕掛けられており、捕らえた獲物は決して放さない。敵・味方に関係なく作動する罠により多くの犠牲者が出たが、ラダメスの存在を隠し通せているのはこの罠のおかげと言っても過言ではない。

ボス:ボルカ コート コルブギ
 南部の領地を調査するため、【チャイルド】マモンの命令により遣わされた中位チャイルド。だが、南部の領地に到着する前にボルカノス泥地の罠にかかってしまった。長い間、捕らえられていたストレスにより、その気性はかなり荒い。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 ボルカノス泥地は、ラダメスの町へと続く通路という位置づけです。敵が侵入する場合は必ずここを通るため、防御のためのさまざまな罠が張り巡らされています。町を目指す一般の人たちも罠にかかってしまうため、ところどころに彼らの横たわる姿が見受けられます。反女神派にとって“ラダメス”は、そうした犠牲を払ってでも守らねばならない場所なのです。


【新規ダンジョン2:ディザン紅野】
 荒れ果てた大地が舞台のダンジョン。内部はシタデル盗賊団のアジトとなっており、ラストでそのグループのリーダーがボスとして登場する。

~ディザン紅野・背景シナリオ~
 開拓前のラダメスは、ディザン紅野のように荒れ果てた様相だった。草一本生えず打ち棄てられた荒野は、やがて悪名高き犯罪者集団「シタデル盗賊団」の巣窟となった。彼らにとって、「生」とはすなわち「略奪」…

ボス:シタデル カシラ イガリア
 シタデル盗賊団のリーダー。彼女の容赦のない攻撃からは、誰も逃れられない。類まれなるカリスマ性で盗賊団を掌握している。近隣の避難民やラダメス開拓民の食料はもちろん、商人の荷物に至るまで、ありとあらゆるものを略奪する。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 女の子のボスモンスターがひさびさに登場します。彼女は容赦ない性格で、生きることはすなわち略奪することだと考えているようです。


【新規ダンジョン3:フォグムンド廃湖】
 ラダメス周辺の地域を開拓した結果、一部エリアに公害が発生。大量の廃水などが流れ込んだことで生まれたのが、フォグムンド廃湖なのだ。

~フォグムンド廃湖・背景シナリオ~
 ラダメスから流れこんだ廃水により、どす黒く淀んでしまった湖。仄暗く霧の立ち込めるこの場所は、身を隠すのにうってつけである。だが湖と霧には強い毒性が含まれており、長時間身を晒せば、身体に深刻な害を及ぼしてしまう。

ボス:フォグム アルジア ネビロス
 元はフォグムンド廃湖の守護者。廃水により汚染され、奇怪な姿へと変化してしまった。湖が変わったのは外界の介入のせいだと考えており、外部の者には強い敵対心と怒りを露わにする。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 ラダメス開拓の裏側を象徴するエリアです。内部は毒に覆われており人々が容易に近づけないため、隠れ家として利用するにはうってつけの場所になっています。そうした部分が、今回のストーリーに関係してきます。

●新規ネストダンジョンの名称は“リバース・タイフーンネスト”
 今回のアップデートでは、ネストと呼ばれる最高難度のダンジョンにも新たなタイプが追加される。リバース・タイフーンネストと名付けられたこの新規コンテンツは、かつて冒険者たちが足を踏み入れたタイフーンネストの復刻版ともいうべき存在だ。

【リバース・タイフーンネスト入場条件】
入場レベル:Lv.93
入場人数:1~4人
入場券:なし
難度:ノーマル/ハードコア
入場案内クエスト:Lv.93以上で、セントヘイブンの噴水前にいる【旅人】フリーのところで受諾可能
週間クリア可能回数:難易度ごとに3回まで
復活可能回数:ノーマルは無制限/ハードコアは3回

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 レベル60キャップ時代にリリースされたタイフーンネストのリメイク版になります。通常、ネストダンジョンはノーマルとハードコアが別々の時期に公開されるのですが、今回は同じタイミングで入ります。ただし、レベル93まで育成しないと入場できないので、アップデート実施後すぐにはプレイできません。
 ダンジョン内部は、かつてのタイフーンネストからギミックが新しくなっていたり、あるいは途中で出現するボスの仕掛けが変化していたりします。ラストに登場するタイフーンも攻撃パターンが新しくなっているので、いままでにない感覚で戦えるはずです。とはいえ、以前のタイフーンネストをベースに作られているので、これまで蓄積してきた知識は十分活用できます。

 リバース・タイフーンネストで獲得できる報酬は、下のとおり。これらのアイテムの強さについて、YAMAMOTO氏によればレベル93で活用できる逸品とのことだ。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 通常のダンジョンでは出ない、エピック等級の装備品/アクセサリー/レベル93相当の紋章が手に入ります。レベル90までキャップが開放されて以降、エピック等級の中でも強さが異なるタイプが追加されてきましたが、今回もこの流れに従い、“至高のコアトル”と“烈躯のコアトル”も双方で強さが違ってきます。
 具体的には、後者よりも前者のほうが性能が上という味付け。ノーマル難度では強めの武器/防具が獲得できる一方、ハードコア難度では高性能なアクセサリーが手に入るというバランスになっています。

●覚醒スキルの追加でバトルが根本から新しく!
 ウォーリアー、アーチャー、ソーサレス系列の3次職に属する12の職業に、新たな覚醒スキルが追加。各職業の持ち味をさらに引き出す多くの技が導入されることで、本作のバトルシーンが新たな広がりを見せるのだ。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 既存スキルの強化やそれらを利用した新システムの導入などはこれまでも行われてきましたが、完全新規のアクティブスキルとしては約4年ぶりの実装になります。これらが新たに加わることにより、スキル群の組み立てかたが変わるので、バトルのありかたが大きく変貌。いままでにない新鮮な感覚で、レベルキャップ開放を楽しんでいただけるはずです。

【グラディエーター】活躍の場がバトル前半にも広がる!
 覚醒前のグラディエーターは、与ダメージの大部分をフィニッシュアタックに依存してきた。敵のHPを低下させれば爆発的な火力が発揮できた反面、バトル前半における活躍の場はさほど広くなかった。攻撃手段は多いものの、敵の反撃を回避する方法が少ない点にも考慮し、新技のハイパードライブを追加。これにより、敵のHPの比率に関係なく攻撃できる職業へと進化した。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 いわゆるフィニッシャーとして戦闘後半に火力を発揮できるのがグラディエーターの持ち味でしたが、敵のHPに関係なく大ダメージが与えられるハイパードライブのおかげで、バトル前半でも活躍できるようになります。サイドドッジは、方向キーを入れた向きに“攻撃しながら回避”できる便利な技。技の発動中に使用すると、直前のスキルが強制的にキャンセルされるので、サイドドッジで“攻撃しながら回避”できます。

【ムーンロード】立ち回りの単調さと低火力の問題が一挙に解消
 覚醒前のムーンロードは、中距離から容易にダメージを与えられた反面、スキル全体のダメージが全般的に低いうえにスキル動作も長かった。またダメージディーリングのメカニズムも単調だったために、ユーザーの腕前を発揮しづらい部分も懸念されてきた。
 これを改善すべく、竜巻生成スキルのサイクロンスラッシュを追加。この技を基点に効率的なバブル管理(※)・ダメージディーリングのサイクルを展開することで、強力な一撃必殺スキルのスマッシュエックスが使用可能となる。また、メインスキル発動後のディレイ短縮と、中~長距離で活用できるムーンブレイダーも併せて実装。自由に距離を調節しつつ戦える職業へと飛躍を遂げたのだ。

(※バブル:一部のスキルをヒットさせたり発動さたりすると溜まるポイントのこと。溜めたバブルを使って大ダメージを与えるスキルもあるため、効率的に溜めるのが重要)

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 単調だったバトルと低火力の問題を改善すべく、スマッシュエックスという強力な近接スキルを追加しました。再使用時間は長めですが、ムーンブレイダーとムーンブレードダンスを敵にヒットさせるたびに、クールダウンタイムが短縮されていきます。おそらく、このスマッシュエックスをどこまで使いこなせるのかが当面の研究課題になってくるでしょう。
 具体的な活用例としては、ムーンブレードダンスで近づきつつ、着地後すぐにスマッシュエックスでトドメを刺すといったパターンが考えられるのではないかなと思います。

【バーバリアン】いままで以上に火力を活かした戦いが可能に
 これまでのバーバリアンは、自身のHPが低いほど攻撃力が上昇する点が、プレイスタイルに大きな影響を及ぼしてきた。覚醒後は、敵の集団に突入して広範囲攻撃を発動することによりレイジバブルを獲得。蓄えたバブルの量に応じて、力が徐々に増加するようになる。またレイジバブルを最大まで獲得すると、強力な一撃必殺スキルも発動可能になるぞ。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 火力寄りの職業という特徴を、さらに押し進めるタイプの覚醒になっています。フレンジーは発動系のスキルで、持続時間中にホイールウィンドをつなげることで、さらに強力な技が発動可能となります。

【デストロイヤー】タンカー/ディーラー双方の能力を強化
 従来のデストロイヤーはタンカー職であるために、ダメージディーリングに限界が存在した。だが、覚醒により習得できるクラッシュモードを活用するとこの状況が一変。攻防一体の立ち回りが可能となる。またチャージングハウルの効果を自身にのみ適用することで、さらなる火力アップも図れるように。タンカーとディーラーの役割を状況に応じて選択できる職業へと進化したと言える。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 タンカーと火力の双方で中途半端だったため、デストロイヤーは長らく不遇の職業とされてきました。今回の覚醒でその両面を底上げし、どちらのスタイルでも十分に活躍できる職業を目指して調整が行われました。
 アサルトクラッシュは強力な攻撃をくり出せるスキルで、クラッシュモードはタンカーとして立ち回るための技になります。クラッシュモードを発動すると、武器を構える形にモーションが変化。この状態に移行すると被ダメージが低下するうえ、自身のHPが2秒ごとに3%ずつ回復していきます。さらに通常攻撃が強力なスキル攻撃に変わったり、スペースキー(ジャンプキー)を押すと防御姿勢に移行し、敵のターゲットを集められたりもします。

【スナイパー】固定砲台から“動ける砲台”へと進化!
 以前のスナイパーは、ダメージディーリングの多くをブラストアローに依存していたうえ、緊急時の対応手段が少ないという短所も存在した。覚醒後は、シーズスタンスから派生可能なスキルを活用することで、素早く技をくり出せるようになる。加えてローリング/スライドショットにより、緊急脱出を行えるようにもなっている。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 スナイパーは固定砲台として後方から攻撃できるのが持ち味ですが、機動性に乏しいために扱いづらい欠点も持ち合わせていました。これを解消すべく、機動力アップの方向で調整を加えたことで“動ける大砲”へと変貌を遂げました。
 スライドショットは移動系の攻撃スキルなので、回避技としても有効。カモフラージュを発動すると敵のヘイトが外せるので、遠距離攻撃を構えているときに襲われたときなどに便利です。またこの技には、効果中にほかのスキルの出がすごく早くなるという特徴も存在します。

【アーティラリー】新技で敵を集めてから範囲攻撃で一掃!
 覚醒前のアーティラリーは、メインで使用するスキルが特定の技に偏っていた。加えて、強力な一撃必殺スキルを持たないという欠点もかねてより指摘されてきている。覚醒後は、強力な新規スキルのキャノネードが使用可能になることで、敵を素早く迎撃できるガイデッドシュートとの使い分けが楽しめるようになる。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 スナイパーとは対照的に、アーティラリーは固定砲台的な部分を強化する味付けになっています。自分が動くのではなく、たとえば敵を集めるスキルを使用したうえで、その地点に範囲攻撃を設置するといった形になります。

【テンペスト】“拳”に特化した戦闘スタイルに変身
 これまでのテンペストは、強力な一撃必殺スキルをそもそも持っていなかった。職業の名前に見合った激しい攻撃がなく、アタック系のスキルが全体的に不足していたのだ。この状況を改善すべく、攻撃でポイントを溜めるバブル系要素のアクロエアを追加。その結果、強力な攻撃を短時間でくり出せるだけでなく、粘り強い立ち回りも可能となった。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 従来のテンペストはどちらかというと弓や足技を使った攻撃が主体でしたが、チャージングフィストに代表されるように、今回から拳に特化したスタイルに変化します。ウィンドウォーカーも含めたアクロバット系列の職業は、コンボが主体となるためにひとつひとつの技の威力が低く抑えられてきました。その欠点を解消すべく、テンペストに一撃必殺の拳を追加した形になります。

【ウィンドウォーカー】コンボで敵のHPを削り取る楽しみを強化
 以前のウィンドウォーカーは滞空状態を強いられることが多かったうえ、マスタースキル以外の技が低威力という欠点も抱えていた。この職業が覚醒を果たすと、アクロエアにより威力を上乗せしたスキルが放てるようになる。また、地上と空中を行き来するスキル連携を活用して戦えるようにもなっている。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 火力の弱さを一撃必殺スキルで補うのではなく、本来の持ち味であるコンボにさらに特化していく方向で調整が加えられています。
 フラッシュキックは、地上と空中のどちらでも発動できるうえ、ほかの技のモーションをキャンセルしてくり出すこともできます。再使用時間も短く、攻撃を命中させるほどアクロエアが溜まりやすくなるので、コンボの合間にこの技を当てながら連携スキル発動を準備する……という立ち回りが考えられるでしょう。操作の難度がやや高めですが、そのぶんうまく立ち回る余地がほかの職業よりも広いと言えるはずです。

【セレアナ】火のスキルの威力と使い勝手がさらにパワーアップ!
 現時点でも、セレアナは長射程のスキルだけを使っていても十分な火力が出せている。近距離攻撃の弱さが弱点として挙げられるが、新規アクティブスキルが導入されることで、敵と隣接していても大ダメージが与えられるようになった。近接スキルを使用した際に、従来の数倍のダメージが奪える職業に覚醒したのだ。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 火のスキルに特化した、シンプルに火力重視の味付けです。ブレイジングメテオという強力なスキルがひとつ増えるのに加え、近距離でも大ダメージが与えられるフレイムバーストも習得します。セレアナは中~遠距離型のキャラクターというイメージをお持ちかと思いますが、その部分が少し変わってくるはずです。

【エレストラ】氷結を軸に据えた立ち回りがふたたび可能に
 氷結により強烈な弱体化効果を付与できるのがエレストラの持ち味だが、それ以外のスキルは威力がいまひとつだった。この課題を克服すべく、パーティプレイ時に氷結の効果を維持しながら、自分自身の技でも大ダメージが与えられるように改善。覚醒スキルのアイスサイクロンとグレイシャルフィールドを活用しつつ戦うスタイルに進化したのだ。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 エレストラは氷結を付与できる数少ないキャラクターですが、本作が『ドラゴンネストR』へ進化した際にキャラクターのバフとデバフが調整されたため、扱える氷結スキルがひとつに減ってしまいました。やはりエレストラは敵を氷結させることが身上なので、今回のアップデートで広範囲の敵にデバフを与えられるようにしました。
 グレイシャルフィールドは、自身の周囲に直径約10メートルのアイスフィールドを作り出し、その中に入った敵に対して一定確率で氷結を付与する技です。グレイシャルフィールド内部では、アイシクルインジェクションがチャージングスキルになるうえ、初弾のみ3連射が可能になります。

【スマッシャー】セレスティアルレーザーが連射できる!
 これまでのスマッシャーは、強力な攻撃スキルを使用するタイミングが均一化されていたことが問題だった。しかし覚醒スキル習得後は、レーザースキルを命中させると溜まるバブルを消費することで、強力なスキルが任意のタイミングで発動可能に。ピンチの際にラピッドブラストを使用すれば、ダメージを与えつつ瞬時に後退するので、危機をスムーズにやり過ごせる。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 セレアナと同様に、スマッシャーも火力に特化した進化です。スパークルマナでバブルを溜めることで、強力なレーザーが撃てるようになります。セレスティアルレーザーは従来のクールダウンタイムによる制限から、バブルを消費して発動する仕組みに変わるため、十分に溜まっていればポンポンと(連続で)使用できます。効率よくバブルを溜めるべく、いかに攻撃を当て続けられるのかを考えるのが楽しみといえます。

【マジェスティー】攻撃と移動がスムーズに行えるように!
 緩慢な動作と火力集中の困難さがマジェスティーの短所とされてきたが、今回の覚醒スキルの実装によりそれが解消。攻撃判定を持つ移動技や、攻撃地点を指定できるスキルが新たに追加されたことで、移動&攻撃がスムーズに行えるキャラクターに変貌を遂げた。

<<YAMAMOTO氏コメント>>
 重力を扱うキャラクターですので、それに特化したスキルを習得します。既存技のグラビティーとマイクロホールを撃つと、グラビートという設置型のオブジェクトが生成されます。それに影響を及ぼせるのが、新たに追加されたグラビートラッシュとフォーカスグラビート。グラビティーとマイクロホールを使ってオブジェクトをつぎつぎと設置。そこにグラビートラッシュで突進して誘爆させたり、あるいはフォーカスグラビートでオブジェクトを指定地点に集めたうえで爆発させる……といった戦いかたが基本になります。

 冒頭で説明したとおり、覚醒スキルが実装されるのはウォーリアー、アーチャー、ソーサレスの3系統の職業。残りは今後のアップデートで順次追加予定で、クレリックとアカデミックの2系統も絶賛開発中。2016年6月18日に東京・代官山で開催された『ドラゴンネストR』ファン感謝祭で、概要が公開された。

【セイント】
◆自分の召喚したレリックを変化させ、特殊召喚体で周囲を制圧するのに特化している。
◆大半のスキルが広範囲判定を持つようになり、安定的に持続ダメージを与えられる。

【インクイジター】
◆自分に有利な戦闘環境を作り出せる。
◆インクイジターを敵に回した敵は、以前よりも更に戦いにくいだろう。新規アクティブスキル覚醒スキルを使えば、距離の離れた敵にも牽制と攻撃を同時に行える。

【シューティングスター】
◆アルフレッドと共に一定範囲を砲撃したり、変形させて強力な攻撃を行える。
◆実弾使用スキル間の連携を、よりスムーズに行えるように修正し、快適なプレイが可能。

【ギアマスター】
◆自分のいる位置へタワーを召喚できるようになり、頻繁に移動する敵への対応が楽になった。さらにフィールド上のメカダックを一箇所に集めて、攻撃の威力を増加できる。
◆メカニックモードを使用して、移動しながらも安定的に攻撃できる。

【アデプト】
◆機動性が向上し、広範囲の敵への攻撃可能。
◆多様な操作により、スキルを多彩な形態で使用可能。

【フィジシャン】
◆自分と周囲の味方を強化できる。毒エリアを作り出して、敵には不利で味方に有利なように戦闘を進められ、安定的な攻撃が可能。

●“ダッシュ”を含めた既存スキルにも調整が加えられる
 今度の大型アップデートでは、ウォーリアー/アーチャー/ソーサレス系統の全職業の既存スキルにも調整が加えられている。ここでは、その具体的な中身を一覧でお見せしよう。

 今回の更新により、全キャラクターにウォリアーの専売特許だった“ダッシュ”が追加される。今後は誰でも自在にエリア内を走り回れるようになるのだが、そうすると気になるのは、最初からダッシュが使えたウォーリアーの処遇。相対的に弱くなってしまうのでは……。YAMAMOTO氏にこの疑問を投げかけると、「PvPのみウォーリアーは効果の面で少し優遇されます。具体的には、移動速度がほかのキャラクターよりも若干速くなるうえ、消費MPもちょっとだけ少なくなる感じです」と説明してくれた。

 ウォーリアー/アーチャー/ソーサレス以外の系統の職業について、一部PvEスキルに調整が加えられることとなった。その中身を系統ごとにまとめたのが、以下の表だ。

【PVEスキル調整一覧】

 加えて、既存の一部職業のPvPスキルにも微調整がほどこされる。その内訳を、こちらは全系統ひとまとめでお見せしよう。

●そのほか細部にまで改善の手が及んでいる
 これまで説明してきた以外の要素についても、よりゲームを遊びやすくするための改善・修正が行われている。それらの中から主要なものをピックアップして紹介。

【PvP補正改善】
 PvPにおいて、防御力/HP/攻撃力の差が職業ごとに開きすぎていた問題を解消すべく、ステータス補正を改善。それぞれの数値がほぼ均等になるよう“ならし作業”が行われるのだ。なお、防御力の変更にともない、HPと攻撃力が下方修正される。

【新規宝玉“ガーネット”実装】
 レベル92までは、これまでどおりアルテウムを用いて強化や生産を行う。レベル93に到達後は、“ガーネット”という宝玉を利用してこれらを実行することになる。

【レジェンド等級のヘイズアイスドラゴンメインウェポンの変換が可能に】
 これまでレジェンド等級の武器は、自分の職業系列に合致するタイプしか装備できなかったため、転職を行うとせっかく獲得した高性能武器が装備できなくなる場合があった。この現状を打破するべく、女神の祈り商店にヘイズアイスドラゴンメインウェポンを転換できるアイテムを追加。これにより、転職を希望した際に生じるリスクが解消されたのだ。当該アイテムは、女神の祈り60個と2000ゴールドで購入可能(レベル90以上のキャラクターのみ)。なお、このアイテムを使用した場合でも、既存のメインウェポンの強化状態はそのまま維持されるぞ。

【女神の涙/女神の嘆き商店を統合】
 女神の涙と女神の嘆き商店が統合。アップデート以降、女神の涙は使用できなくなる。統合された商店で女神の涙ふたつを女神の嘆きひとつと交換してもらえるので、ぜひこのサービスを利用したいところだ。ほかにも、商店について以下の4つの修正が加えられている。

◆“Lv.90 エピックブレードの袋”が“Lv.93 エピックブレードの袋”へ変更に。
◆商店から“下級/亡失の封蝋”を削除。
◆“セット材料/タリスマン”のタブを削除。
◆“竜珠”タブの一部アイテムを削除。

【知力を上方修正】
 知力の能力値が、ほかのステータスと均等になるよう上方修正。これにより以下の3つの要素が、力や敏捷の数値と同レベルまで引き上げられることになった。もともと知力は、力や敏捷など物理系の数値と比較して攻撃力に及ぼす影響が小さかった。その不均衡が改められることで、魔法系のキャラクターの攻撃力が実質的に強化されるのだ。なお、例外として、紋章とタリスマンだけは、すべてのレベル区間において、知力の能力値が上方修正される。

◆レベル90以上のすべての装備の知力関連の能力値
◆竜珠/紋章/タリスマンの知力関連の能力値
◆強化における知力関連の能力値

【成長区間のボスのHPを調整】
 レベル16~80までのステージと、決戦ネスト(※)で登場するボスのHPが引き上げられる。この措置を行う理由をYAMAMOTO氏に聞くと「既存の通常ダンジョンは、昨年の“R化”を境に難度が大幅に引き下げられました。その結果、バトルが単純作業になってしまい面白味に欠けるため、HPの引き上げを決断しました」と説明してくれた。

(※決戦ネスト:入場するとすぐにドラゴンとの戦闘を楽しめるネストダンジョンのこと)

【チャンピオンモンスターの強化効果を引き上げ】
 レベル93ステージに登場する一部チャンピオンモンスターの強化効果を引き上げ。以前よりも、当該モンスターを討伐するメリットが増すことに。

【レベル90ステージのアビス難度削除】
 メルカ王国エリアの5種類のレベル90ステージからアビスを削除し、ノーマル/マスターの2種類から難度が選べるようになる。このルールが適用されるのはベルム荒野、バイゼの町、ドリムゴルド峡谷、ネイブリーズ平野、トリヤンの要塞の合計5つのステージだ。

【紋章学者NPCの“紋章学者商店”を削除】
 紋章学者NPCの商店が削除。これに伴い、レベル90以下のすべてのアイテムについて、再封印時に必要な“朱印の封蝋”の数が下方修正される。かつては次元水晶の破片を使いランダムでスキル紋章を手に入れていた。しかし現在は、女神の祈り商店に女神の祈りを持ち込むことで、好きなスキル紋章が自由に選べるようになっている。この現状を鑑みて、今回の措置が取られたのだ。なお、アップデートが実施された後は、次元の水晶の破片は売却するだけのアイテムになる。

●次期外伝キャラクターは“アークヘレティック”!
 今後公開予定のクレリックとアカデミックの覚醒についても発表された『ドラゴンネストR』感謝祭では、新たな外伝キャラクター“アークヘレティック”もお披露目されている。具体的な実装時期までは明かされなかったが、ひとまず概要をお届けしよう。

【アークヘレティックの概要】
 アークヘレティックはクレリックをベースにしており、ダークアベンジャー同様“闇”陣営のキャラクターとなっている。
 本作の舞台“アルテイア”は女神アルテアの夢によって形成された世界。美しい部分も多いが、女神の悪夢が闇の恐怖として顕現することもある。「恐ろしい女神の悪夢をなくしたい」と思っているクレリックに対して、アークヘレティックは「この力を受け入れて制御しなければいけない」と思っているようだ。クレリックや神官とは違う信念を持っているため、“ヘレティック(英語、意味:異端者)”と呼ばれているのだという。
 アークヘレティックが変身すると、武器が“蛇腹剣”に変化。一部スキル使用時に刀身が鎖のように伸び、鞭のようにしなる攻撃を行うため、長いリーチを確保できる。“近接武器を使用する中距離ディーラー”がコンセプトとのこと。

 アークヘレティックは空中スキルが少ないものの、地上での移動&攻撃手段が豊富。地上で回避と攻撃を同時に行うスキルや、全アクションをキャンセルして瞬時に突進するスキルを習得できるため、地上での機動力に優れたキャラクターとなる。すぐれた機動力を活かして、敵の攻撃を回避しながら攻撃し、敵が隙を見せた瞬間に、蓄積したバブルを利用して、爽快なコンボを叩き込むような戦闘が可能だ。

【特徴】
◆クレリックの外伝キャラクター
◆別の信念を持った異端者
◆伸びてしなる武器「蛇腹剣」を使用
◆近接武器を使用する中距離ディーラー
◆迅速な機動力で、主に突進と回避を行うアクション指向の強い戦闘

●YAMAMOTO氏に今回のアップデートの全体像を聞いた!
 新要素についてひととおり取材した後、あらためてYAMAMOTO氏にインタビューを依頼。今回の大型アップデートの見どころと、『ドラゴンネストR』の未来図を短時間ながら語ってもらった。ウォーリアー/アーチャー/ソーサレス以外の系統の職業に覚醒スキルが追加されていく流れや、ゲームが現在抱えている問題点などについても真正面から答えてくれているので、くれぐれもお見逃しなく!


◆今回の更新でゲーム全体がもう一段階“覚醒”する

──『ドラゴンネストR』全体における今回のアップデートの位置付けはどのようなものですか?

YAMAMOTO氏(以下、YAMAMOTO) これまでも、レベルキャップの開放や新規コンテンツの追加などのアップデートを毎月のペースで行ってきましたが、今回はある意味“R化”よりもお客様に変化を感じてもらえる大規模更新になります。位置付けとしては、本作がもう一段階“覚醒”し、生まれ変わるアップデートといった感じです。

──覚醒スキルの実装に注目が集まりそうですね。

YAMAMOTO 今回のアップデートは、やはり覚醒スキルの実装に尽きます。今後も新たな覚醒スキルが登場していきますのでご期待ください。

──覚醒スキルの実装によって、バトルシーンが一変しそうです。

YAMAMOTO スキルの組み立てかたや使いかたが大きく変わるキャラクターは多いと思います。

──そのほかの系統の職業にも、今後覚醒スキルが追加されるのでしょうか?

YAMAMOTO氏 もちろん順次対応予定ですが、実装が完了するまでには少しお時間をいただくことになるかもしれません。僕たちの側から、バランス調整を含めて開発側に強く要請し、(国内ユーザーの)意見を伝えていきたいと思います。

──時期としては、いつくらいでしょう?

YAMAMOTO ある程度定期的に、という形になります。開発側としても、お客様に安心していただくために、つぎに入る(時期的な)目途を明確にし、それを定期的に実現させたいと考えています。とはいえ、たとえばそれを毎月行うのはさすがに難しいので、少し先にはなりますが、なるべく一定のペースで追加ぶんを入れていきたいと開発側は話しておりました。

──そのほかに何か懸念されていることはありますか?

YAMAMOTO氏 今回のアップデートで覚醒スキルが入りますが、それを持っているキャラクターとそうでないキャラクターのあいだで生じる差についても少し心配しています。

──たしかに新規スキルがないぶん、能力面で格差が生じるのは避けられない気もします。

YAMAMOTO その懸念も開発側に伝えたところ、「調整します」とのことだったので、ご安心ください。また、キャラクターごとにデバフの有利/不利が存在する現状に、日本のお客様からお叱りを多数頂戴していることも、すでに開発側に伝えてあります。ただしサービスを展開しているのは日本だけではないので、他国の状況を踏まえたうえで、今後開発の側で対応していくことになるかと思います。

──本日お見せいただいた内容が、今回のアップデートのすべてですか?

YAMAMOTO 基本的にはそうですが、細かいアップデートがほかにも存在します。たとえばPvPコンテンツのフル装備戦は、レベルキャップ開放のたびにランキングがリセットされてきましたが、今回ももちろん実施されます。また、ランブルモードというモンスターだけでなくほかのプレイヤーも攻撃してポイントを稼ぐという遊びがあるのですが、こちらのレベル帯と開催スケジュールも変更されます。

──現状の職業バランスについてはいかがお考えですか?

YAMAMOTO PvPとPvEの双方において、クラスバランスに関する多くのご意見をいただいています。パーティー戦における職業の人気の差が以前からとても激しいのが『ドラゴンネストR』の現状なのですが、その状況を是正すべくスキルバランスの調整をくり返し行ってきました。……ですが、なかなかうまくいっていないのが正直なところです。

◆しばらくは中~上級者向けのアップデートに軸足を置く

──『ドラゴンネスト』が“R”に進化して約10ヵ月が経過しましたが、ここまでの手ごたえはどうでしょう?

YAMAMOTO 新規キャラクターの追加とレベルキャップの開放が同時に行われる“R化”で、ゲームのバランスが大きく変わりますと大々的に発表させていただきました。“R化”のよい面ももちろんあるのですが、一方で「そんなに変わっていない」や「むしろ悪くなった部分も多い」といったご指摘もいただきました。

──なぜそうした声が挙がったのですか?

YAMAMOTO 初心者の方でも気軽に遊べるようになった一方で、既存のコアなお客様への配慮が足りなかったからだと思います。本作をメインで遊んでくれていた方々をある意味放ったたまま、ゲームの方向性が(ライト層向けに)振り切ってしまったのです。その反省を活かして、2016年はコアな方々に楽しんでいただくためのアップデートを積極的に行っていきます。今回の覚醒スキルの実装も、その一環です。(今後しばらくは)コアな方向けの更新となりますが、だからといって新規の方をないがしろにすることは今後も絶対にありません。

──ライト層を重視してゲームを遊びやすくするのか、あるいはコアユーザー向けのアップデートを重ねて奥行きを広げるのか……ジレンマがありそうです。

YAMAMOTO 新規の方もお招きしたいですし、既存プレイヤーも(惹き付けたい)と。『ドラゴンネストR』は歴史の長いゲームですが、そのぶん“新しいゲームです”という感じで売り出すことが難しい部分もあります。だからといって現在プレイされている方向けにレベルキャップを開放したとしても、それを行うたびに新規の方との格差が広がっていきます。オンラインゲームとして、そこが難しいところです。

──新規プレイヤー向けの要素も引き続き重視するわけですね。

YAMAMOTO 詳しくは秘密ですが、新規の方向けの施策を準備中です。昨年“R化”を遂げたとはいえ、『ドラゴンネスト』そのものは6年前にリリースされた作品なので、古いゲームというイメージを持たれる方がどうしても多いと思います。グラフィックスの面では最新タイトルに追い付けませんが、アクションゲームとしての完成度は現時点でもまったく劣りません。既存のお客さまからも「アクション部分だけは『ドラゴンネストR』に代わるタイトルはない」というお声をたくさん頂戴しています。ですので、本作を遊んだことのない方に、キャラクターの動きやスキルの連携などをぜひ一度ご体験いただきたいです。そうすれば、ゲームに必ず興味を持ってもらえるはずです。

──今回のアップデートや、その初心者向けの企画が実施されるタイミングで、ゲームを始めてみるのもいいかもしれません。

YAMAMOTO プレイを開始されるタイミングはさまざまなので、お客様がゲームに興味を抱く時期を我々は予測できません。ですが、スマホゲームにもの足りなさを感じている方や、コントローラーでキャラクターを操作する感覚を思い出したい方にとって、『ドラゴンネストR』はうってつけの作品だと思います。

──ありがとうございました。

 YAMAMOTO氏から説明を受けたうえで実際にゲームに触れてみたところ、キャラクターの個性にふさわしい立ち回りが容易に、かつ気持ちよく実現できた。今回のアップデートは既存ユーザー向けの要素がメインになるが、この機会に『ドラゴンネストR』を始めてみるのもいいかもしれない。

最終更新:6月18日(土)18時1分

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。