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<桂文枝>千利休で落語を創作 「すごく収穫のあった真田丸」 

まんたんウェブ 6月19日(日)11時0分配信

 俳優の堺雅人さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「真田丸」に、安土桃山時代に活躍した茶人・千利休役で出演している落語家の桂文枝さん。千利休とは同じ大阪・堺の出身で、今回、役を演じるにあたって自身で調べた利休の人となりをもとに、創作落語「茶聖・千利休傳」を生み出すまでに至り、「私にとってすごく収穫のあった真田丸でございます」と振り返る文枝さんに、役への思いや共演者との秘話を語ってもらった。

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 「真田丸」は、真田幸村の名でも知られている戦国時代の人気武将・真田信繁が主人公で、戦国時代に信州の小さな領主のもとに生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿を描いている。三谷幸喜さんが2004年放送の「新選組!」以来、12年ぶりに大河ドラマの脚本を手がけている。

 ◇落語と芝居の違いに苦慮「難しいことだらけ」

 千利休は多くの大名を弟子に持つ大茶人で、小日向文世さん扮(ふん)する豊臣秀吉から信頼を得ていたが、やがて確執が生まれ、切腹を命じられてしまう。文枝さんは「『内々のことは利休に、公儀のことは秀長に』という言葉が残っていて、秀吉にとっては弟の秀長がナンバーワン、利休がナンバーツー。それなりの風格と仕切る気持ちがなくてはいけないってことで、茶人としての立場だけでなくて、政治にまである種絡み、商人としても堺の町を守るっていう、強い信念を持っているというところは出したいなってやらせてもらった」と振り返る。

 一方で「利休を調べれば、調べるほど、三谷さんの書かれた利休とは離れていった」と打ち明ける文枝さん。そこで生まれたのが創作落語「茶聖・千利休傳」という。蟄居(ちっきょ)を命じられ、堺に行った利休をなぐさめようと古田織部が安楽庵策伝という僧を連れていき、策伝に「利休をなんとか笑わせてくれ」と頼むという話だが、文枝さんは「安楽庵策伝は“落語の祖”と言われる人物。その面白い話を集めたのが『醒睡笑(せいすいしょう)』っていって、落語のもとになったと言われているんです」と明かす。

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最終更新:6月19日(日)11時0分

まんたんウェブ