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ミラーレス車の認可OKは国交省の独り相撲?ミラーレス車は本当に出るのか

オートックワン 6/18(土) 22:44配信

6月18日よりミラーレス車の製造がOKとなる。

ミラーレス車とは「現在車体外側に装着されているバックミラー(乗用車などのドアミラー)の代わりをカメラで行う」というもの。すでに液晶ルームミラーなら日産などが乗用車に採用しているし、トラックなど広く普及している。

ミラーレスで登場していたコンセプトカー(画像9枚)

今回解禁になるのはメインのバックミラーだ。

となると、気になるのは「果たしてどこのメーカーが本日からミラーレス車を生産するのか?」というもの。

調べてみたのだけれど、少なくとも日本の大手自動車メーカーでミラーレス車の生産を開始しているケース無し。そもそも本日から生産を開始するのなら、認可はとっくに下りているハズ。

新型車やマイナーチェンジモデルにミラーレス車があるという情報も入ってこない。もしかして国交省の独り相撲か?だとしたらニーズが無いのに認可すると言ってることになる。

裸の王様のようで超カッコ悪い。自動車メーカーが国交省に対し「認めて欲しい」と懇願している技術はたくさんあるのに。

そもそも乗用車のミラーレス車なんて技術的に難しい。例えば雨。ミラーなら大きな面積を持つため、雨粒が付いても必要最小限の視界は確保可能。

けれど小型のカメラだと、小さい雨粒や汚れ付いただけで画像乱れてしまう。対策も出来るだろうけれど、コストが掛かりデザインの自由度も制限大。

デザインといえば、カメラを付ける場所も難しい。車体に密着させたら後方視野を確保出来ず、かといって張り出せば貧弱な格好になる。その上で雨粒対策もしなけばならない。リア窓の室内側なら濡れない、と思うだろうけれど、車体後方は巻き上げる水しぶきにより、視界が大きく落ちてしまう。

といったことは国交省の役人だって簡単に考えられるハズ。オタンコではない。それでも認可に踏み切ったのだから、近々「これはスゴイ!」という車種やアイデアが出てくると考えるべきだ。

乗用車でなくても、バスやトラックに採用されるのかもしれない。はたまたBMWi8など輸入車か?

参考までに書いておくと、人間の目と同等の分解能力や反応速度を持つカメラ+表示画面+ソフトを構築しようとした場合、現時点では最低50万円くらいのコストが掛かると言われている。

人間の目より能力が低いカメラなど不要。果たして初採用の車種はなんだろう?分かり次第、お伝えします。

[Text:国沢光宏]

最終更新:6/19(日) 2:31

オートックワン

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