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マカオのカジノIRスタジオシティがVIPルーム新設検討=平場のみから方針転換か

マカオ新聞 6月18日(土)15時40分配信

 マカオ・コタイ地区に昨年(2015年)10月27日にオープンした映画がテーマの大型カジノIR(統合型リゾート)スタジオシティだが、これまでのところ集客に苦戦しているとされる。

 スタジオシティのプロジェクト総工費は32億米ドルに上り、ゲーミングテーブル250台のカジノ、客室数1600室のホテル、約2.8万平米のショッピングモール、5000席の多目的アリーナのほか、世界初の8の字型観覧車「ゴールデン・リール」、バットマンをテーマにした4Dライド型アトラクション「バットマン・ダーク・フライト」、世界的イリュージョニストとして知られるフランツ・ハラレー氏プロデュースの常設型マジックアトラクション「ザ・ハウス・オブ・マジック」など、これまでマカオに不足していたファミリー向けレジャー・エンターテイメントなどノンゲーミング(非カジノ)要素を多数盛り込んでいるのが特徴だ。

 スタジオシティといえば、オープン当初からカジノにVIPルームを設置せず、マスゲーミングフロア(平場)のみとしたことでも注目された。

 昨今、VIPルームによる売上が減少傾向にあるとはいえ、マカオ全体のカジノ売上の半分以上を占め、依然として存在感は大きいのも事実だ。

 ここにきて、スタジオシティも方針転換を検討を始めたようだ。スタジオシティを運営するメルコクラウンエンターテイメント社のテッド・チャンCEOは6月17日、地元メディアの取材に応対した際、スタジオシティにVIPルームを新設する考えがあることを明かした。ただし、現時点では新要素の拡充及び宣伝の強化による集客力向上を進めることが先決とのこと。また、昨今では客足が伸びており、スタジオシティホテルの客室稼働率は95%に達したという。

 マカオでは、コタイ地区を中心に大型IRのオープンラッシュが続いているのに加え、カジノ売上はマイナス傾向が続いていることから、IR運営企業間の生存競争が激化している。

最終更新:6月18日(土)15時40分

マカオ新聞