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【高校野球】開幕まで2週間 早実・清宮がたどり着いたメンタルとは

Full-Count 6/18(土) 9:58配信

進化した打撃フォームで確実性アップ、視点がぶれないすり足型に

 まもなく高校野球の地方大会が始まる。18日には沖縄で開幕。昨夏1年生ながら甲子園で本塁打を放つなど、怪物1年生だった早稲田実業の清宮幸太郎内野手も、再び大きな注目を集める。2年生になってからも長打力に磨きがかかり、まもなく通算50号に到達しようとしている。

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 進化した点はいくつか挙げられる。

 まずは打撃フォーム。タイミングの取り方が変わった。ボールをじっくり、視点をぶらさないように見るために、足の運び方はすり足に近い形に。始動する時のバット位置も改良し、より確実性が高まった。ボールをしっかりと捕まえている。

 高い技術力は努力と天性の賜物。人間的な成長もメンタルに表れているようだ。新チームになってから、チームは波に乗れず、公式戦もなかなか勝てなかった。春の大会は都立昭和に2回戦負け。さすがの清宮も落ち込み、打ち勝てなかったことを悔しがっていた。本塁打などが出ない時期に、いろいろなことが頭を駆け巡ったという。

最高潮U18でのメンタル、「何でも来い!」と強気の打席

「調子が上がらない時は考えました。気持ち的な部分で整理できたことがあります。昨年のU18の時って結構打てていたんですが、どういう気持ちのコントロールをしていたかな、と。外国人の投手でも、かかってこいというような強い気持ちでいっていました。それを思い出し、心に叩き込みました。上から目線ということではなく、何でも来い!というように」

 高い技術がある分、少し調子を落とすと打席でいろいろと考えてしまう。しかし、清宮はメンタル面の建て直しを打席ですることで、結果的に再び打撃の調子を上昇させることに成功した。気持ちのコントロールが大事なことを感じ取った。

 昨年の清宮を見たライバル監督からは、西東京大会、甲子園、U18と清宮の打撃内容が「明らかにどんどん良くなっていた」という声が上がっていた。西東京大会では抑えられそうだったが、「U18ではものすごくよくなって打ちまくっていた」と大舞台で強さを発揮していたと証言する。今年の清宮が立ち返ったメンタルは、この時の最高潮のもの。その感覚を夏の大会までに取り戻しつつあるから、今年もなかなか手ごわい相手になる。

 2年生になり、先輩としての立場も人間的に成長させる材料になった。西東京大会の開幕は2週間後の7月2日。チームをバットと存在で引っ張っていく清宮の2年目の夏も楽しみだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6/18(土) 10:16

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