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『とと姉ちゃん』登場の及川光博、朝ドラで「夜の匂いを漂わせ…」密かなこだわり

クランクイン! 6/18(土) 8:15配信

 18日、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』五反田一郎役として及川光博が登場した。五反田はヒロイン・小橋常子(高畑充希)が新聞広告を見て入社してきた甲東出版のメイン編集者で、明るく陽気な嫌みのない遊び人。また、常子に後の「あなたの暮し」編集長となる花山伊佐次(唐沢寿明)を紹介するなど、物語のキーパーソンでもある。今回、朝ドラ初出演となる及川に、演じてみての感想や戦中・戦後編の見どころについて語ってもらった。

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 「びっくりしましたよ。ついこの間、デビュー20周年を迎えたんですけど、当然駆け出しのころは想像もしてなかった」と朝ドラ初出演の心境を明かす及川だが、朝ドラ出演について特別視はしない。「実際、歌にせよ芝居にせよ精一杯やって、受け止めてくださる方たちがどう感じるかは、それぞれの感受性まかせのところがあるじゃないですか。プランを立てて、キャラクターの軸がぶれないように気を付けて、共演者たちとの関わりによって刺激を受ける。どんな作品に対してもそこは一緒です」と及川。どんな仕事にも全力投球だ。

 やや軽薄のように見え、戦時中には珍しいフェミニストという五反田だが、及川によると「一言で言ってしまうと女好き。僕の引き出しにはないキャラクターですね」とニヤリ。監督の指示で女性に対しては非常に近い距離で演技を交わしているそうで、及川は「キザなセリフまわしで、女性にすぐ近寄って行ってしまう。朝ドラではどうかなと思うんですが、そこはかとなく夜の匂いを漂わせています(笑)」とこだわりを説明する。


 編集者という仕事についてはどういう印象を持っているのだろうか。及川は「大変だなと思います。書いてくださる方もそうですし、しゃべっているこっち側も一蓮托生で素晴らしい原稿やページを作っていかないと(笑)。発言者はなるべく頭の中で回答やメッセージをまとめてからしゃべらないとなと思ったりもします」と神妙な面持ちで受け答えをした。

 戦況が深刻化していく中で、当時の編集者は“検閲”という大きな壁にぶちあたっていた。また、載せられる記事は戦意を高揚させるものや軍の活躍を報じるものに限られていく。「ストレス、フラストレーションは五反田君にあったと思うんですよ。でもその後自分で書いた小説を連載させちゃう。そして小説家になるんですね。五反田君なりに未来に希望を持っていて、現状を打破しうる情熱はあるんだなと思います」と及川。続けて、「戦時中の国全体がムードを変えていく。その中でも笑顔をなくさないように生きる人々の姿がこの夏の見どころかなと思います」とアピールした。

 さらに「戦中・戦後編」の見どころについて、「戦争が登場人物にどんな影をもたらすか。それを乗り越えていこうというエネルギー、そこが大きな意味で見どころだと思います。常子もある意味、戦争によって目覚める。ガンダムでいうアムロ・レイ、ニュータイプなわけです。女性が戦後に会社を立ち上げて雑誌を作る。その成功に至るエピソードは冒険でありロマンです」と部類の『ガンダム』好きで知られる及川らしい熱弁を振るっていた。(文・梶原誠司)

 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』は総合テレビにて、毎週月曜~土曜あさ8時放送。

最終更新:6/18(土) 22:04

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