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銀盤酒造が事業譲渡 神戸の阪神酒販傘下に

北日本新聞 6月18日(土)0時20分配信

 黒部市荻生の酒造会社、銀盤酒造は17日、臨時株主総会を開き、神戸市に本社を置く阪神酒販(檜垣周作社長)に同日付で事業譲渡した。後継者難が理由で、譲渡額は非公表。阪神酒販によると、従業員38人の雇用や生産は継続する方針で、新たな経営体制の下で「銀盤ブランド」を発展させたいとしている。

 銀盤酒造は、堀川勲氏(89)が長年にわたって社長を務めてきたが高齢となり、後継者もいなかったため、事業譲渡を模索していた。臨時株主総会では、堀川家などが保有する全ての株式を阪神酒販に譲渡することを承認した。新社長に阪神酒販グループの田中文悟氏が就いた。

 同グループは酒と食品の製造販売や輸出を手掛け、焼肉チェーン「牛角」をはじめとする外食事業なども幅広く展開する。M&A(企業の合併・買収)にも積極的で、これまでに全国の酒造会社5社の事業を引き継いでいる。グループの年間売上高は約200億円。

 この日、北日本新聞の取材に応じた田中社長は、銀盤ブランドの日本酒をグループの飲食店で提供することや海外輸出に取り組む考えを示し、「これまで以上に地元から愛されるブランドにしたい」と話した。

北日本新聞社

最終更新:6月18日(土)0時20分

北日本新聞