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橋本清の球界ズバッと豪速球 やっぱりパが強い『セ・パ交流戦』

ベースボールキング 6/18(土) 11:30配信

 橋本清のズバッと豪速球 ~「セ・パ交流戦」~

 こんにちは、橋本清です。今回から、このベースボールキングで野球の面白い話を随時紹介します。たまにはまじめな話もありますが……お付き合いいただければと思います。


 今日は交流戦の話をしたいと思います。
 
 やっぱり、ここ数年を見ていてもパ・リーグが強いよね。昔から「人気のセ・実力のパ」と言われていたように、これには大きく投手の質の違いがかかわっていると思います。

 真っ直ぐで勝負する投手が多いパ・リーグ。いわゆる“気持ちいい勝負”を、パの投手たちはレギュラーシーズンからしている。一方、セ・リーグの投手はカウント3-2から変化球で勝負するようなタイプが多い。

 普段からこういったパワーピッチャーと対戦しているのだから、打者もパ・リーグが有利に映ってしまう。いい投手のいいボールに目が慣れてるんだから、セ・リーグの投手と対しても苦になっていないと思う。逆にセ・リーグの打者にとっては質の違う勝負をしてくる投手が多いから、そう簡単には打てないよね。

最近の投手は「よく打つ」

 パ・リーグが不利な点をひとつ挙げれば、レギュラーシーズンでは「DH制」が普通だから、投手が打席に立たないといけないという事。逆もあるけど、ここでハンデがあるのは間違いなくパ・リーグ。このために打撃練習も必要だしね。ただ、このハンデがあってもパの方が強いんだから、やはり実力のパだよね。

 それに最近の投手は、“よく打つ”よね。僕らの時は「立ってるだけでいいよ」とか、「投げる方に集中しろ」とかで、打席に入ったら直立不動。暗黙の三振もOKだった。でも、今の子たちは打つ気満々ですよ。

 ファウルで粘る投手も多いし、あわよくば「打ったろう」と振る選手も多い。ヤクルトの石川雅規なんて特にバッティング上手ですよ。

 交流戦が始まったことで、パのチームもキャンプ中から投手陣が打撃練習を行っているし、昔と比べて投手の打撃に対する意識は強くなってますよね。投手は打てば自分が楽になりますからね。

今年もパ・リーグが強い

 この「投手の質の違い」という理由が、交流戦の打率でよく分かるんですよ。

17日現在、打率でトップ10に入っているセ・リーグの選手は広島の鈴木誠也だけ。他の9人は全員パ・リーグの選手ですよ。

 まあ10位には入ってないですが、5本塁打を放っているヤクルトの山田哲人はやっぱり別格ですね。彼は余計なことを考えてないし、逆にパ・リーグの投手の球威を利用してうまく対応してますね。彼は間違いなく、パ・リーグに行っても打ちますよ。

 今のところソフトバンク、ロッテが2強状態で、上位6チーム中5チームがパ・リーグ。やっぱり今年も、パ・リーグが強かったなと思います。


文=橋本清(はしもと・きよし)

BASEBALL KING

最終更新:7/15(金) 11:07

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