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ドライヤーで快適生活 加湿やアロマにマッサージ… 金沢美大生12人が開発

北國新聞社 6月18日(土)3時20分配信

 金沢美大で製品デザインを専攻する3年生12人が日常生活を豊かにする12種類のドライヤーを開発した。髪を乾かすだけでなく、顔を加湿したり、アロマポットやマッサージ機になったりと、斬新な機能と遊び心を盛り込んだ。開学70周年を記念し、金沢美大は今秋の「東京デザインウイーク」に初出展する予定で、10万人を超す来場者に「快適なヘアセットの時間」を提案する。

 ドライヤーは、4月中旬から6月上旬に授業の一環で製作された。身近にあって自作もできる家電として、河崎圭吾教授が題材に選び、入浴してからくつろぐまでの時間軸の中で、「あったら便利」と思うドライヤーを形にした。

 あたためて風を送り出す仕組みを応用し、「顔を加湿できるドライヤー」「アロマポットドライヤー」を開発した。ツボを刺激する突起がついた「マッサージできるドライヤー」や、たたいて作動する「ピコピコハンマードライヤー」もあり、金沢市の金沢美大柳宗理記念デザイン研究所で26日まで公開する。

 製作にあたって、学生はドライヤーを分解して、モーターやファンなどの構造物を確認した。家電量販店で売れ筋や価格帯を調べ、モデルルームでは家電の機能を「熱を足すもの」「熱を引くもの」「水分を足すもの」「水分を引くもの」に分解して構想を膨らませた。白山市の県立白山ろく民俗資料館にも出掛け、先人の観察力や道具作りの発想を学んだ。

 金沢美大は10月26日から約2週間、東京デザインウイークの学校作品展に初出展する。河崎教授は「ドライヤーは分かりやすく、楽しんでもらえる。本番までにさらに改善したい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6月18日(土)3時20分

北國新聞社