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なんとも華麗。ダムに見立てた〈ダムカレー〉。燕三条でごはんの型づくりまで!/全国

Webマガジン コロカル 6月18日(土)11時0分配信

コロカルニュースvol.1731

いま、全国のダムのあるまちで、ダムに見立てたカレーライス〈ダムカレー〉が次々とつくられているそうです。このカレー、見た目が楽しいだけではなく、まちを盛り上げようという地元の方の思いやダムへの思いがあふれる、とっても熱いご当地メニューなんです。

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上の写真は、愛知県北設楽郡豊根村でつくられている〈新豊根ダムカレー〉。カレーの監修者は、ダムマニアとして知られ、〈日本ダムカレー協会〉のサイトの管理人でもある宮島咲さん。

「豊根村には佐久間ダムと、その水を汲み上げ発電をする新豊根ダムがあります。この2つのダムは、日本のインフラに無くてはならないダムでしょう。豊根村はひっそりとした静かな村ですが、じつは電力供給という非常に大きな役割を果たしているんです」と、宮島さん。こうしたダムのうんちくにふれられるのも、ダムカレーの醍醐味!

宮島さんいわく、国内のダムカレーの数は2016年5月現在で72種類以上を超え、ますます増加しているのだとか。

ダムカレーの起源をたどると、実在するダムの名を冠したカレーやルーを貯水池に見立てたカレーは以前からあったようですが、最近増えているダムの機能を忠実に再現したカレーの源泉は、墨田区にある宮島さんのお店〈三州家〉にありました。

〈三州家〉は、和食を中心としたレストラン。ダムカレーはもともと、このお店のまかないとして誕生し、当初はダム愛好家に向け、ひっそりと提供されていました。ところがそのカレーが新聞に取り上げられると問い合わせが多く寄せられたため、裏メニューとして提供することに。それからテレビや新聞で取り上げられるようになり、2009年頃から全国でつくられるようになったそうです。

現在三州家では、ごはんでルーをせき止めるタイプのダムカレーを4種提供しています。(要予約)
「せき止めなくちゃダムじゃない!」とは、宮島さんの弁。

ダムカレーにはどんな種類があるのでしょうか? 宮島さんが監修した群馬県利根郡みなかみ町の〈みなかみダムカレー〉を見ながら、ごはんの造形美を楽しめるダムカレーをご紹介していきましょう。

アーチ型の堤体がうつくしいのは、矢木沢ダムをモチーフにしたアーチ式の〈矢木沢ダムカレー〉。

宮島さんの解説によると、矢木沢ダムは「利根川最上流に位置する巨大な湖を持ったダム。関東平野の水瓶で、このダムの水位が下がると関東地方は危機的な状態におちいる。アーチのラインがとても美しいので、ぜひとも見学してもらいたいダムである」とのこと。

ナッツで堤体の石を表現したロックフィル式の〈奈良俣ダムカレー〉。

「これがダムかと思えるビックリデザイン。ロックフィルという型式で岩をピラミッド状に積み上げてつくられたダムである。使用している石が非常に白く、この世のものとは思えない神々しい光を放っている。みなかみ町で一番おすすめなダムである。資料館やレストランもあるので、家族連れ、デートにも最適」(宮島さん)

正当派デザインのダム「藤原ダム」をモチーフにした重力式の〈藤原ダムカレー〉。

「雨が降るとよく放流するダムなので、運が良ければクレスト部からの放流を眺める事ができる。また、下流に水を流すためのホロージェットバルブを備え、虹が出るほど豪快に放流している」(宮島さん)

利根川源流のまち、みなかみには大きなダムが5つもあることから、水上温泉旅館協同組合青年部より「ダムをまちの活性化に役立てたい」という声があがり、宮島さんに協力を依頼し〈みなかみダムカレー〉をつくるようになったのだそう。

同組合の阿部理香さんに話をうかがうと、ごはんの形にはかなりこだわったのだとか。

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最終更新:6月18日(土)11時0分

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