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山本耕史に内野聖陽、草刈正雄まで。実は歌が上手い「真田丸」俳優たち

dmenu映画 6/19(日) 20:00配信

『新選組!』以来12年ぶりに三谷幸喜が脚本を担当し、独特の“家族の描き方”とストーリー展開で高視聴率をキープし続けている大河ドラマ『真田丸』。6月に入り、物語は折り返して後半戦に突入している。主演の堺雅人をはじめ、演技力抜群の豪華キャストがこのドラマの魅力のひとつだが、実はその演技力に加え、自慢の歌唱力を武器に“ミュージカル”の舞台で活躍した俳優陣が多いのだ。

ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』で活躍する真田丸俳優たち

2012年に世界的大ヒットとなった映画『レ・ミゼラブル』。こちらはミュージカル版がベースで日本でも1987年の初演以来、上演され続けている。この作品で美声を披露していたのは徳川家康役を好演中の内野聖陽(『エリザベート』、『ベガーズ・オペラ』、『メタル・マクベス』他)。映画ではラッセル・クロウが演じた主人公のジャン・バルジャンと対峙する警察官ジャベールを演じた。

自由を勝ち取るために闘った青年マリウスと子役時代にストリート・チルドレンのガブローシュを演じたのは石田三成役の山本耕史(『ロックオペラ モーツァルト』、『RENT』他)。山本とミュージカル『BOYS TIME ボーイズ・タイム つよく正しくたくましく!!』で共演していたのは伝説の忍者・佐助役の藤井隆だ。藤井は1stシングル『ナンダカンダ』でNHK紅白歌合戦に出場。現在も椿鬼奴やレイザーラモンRGとともにユニットを組み、音楽活動を続けている。

女性陣では、マリウスと恋に落ちるコゼットを徳川家康の側室・阿茶局役の斉藤由貴が演じた。“レミゼ”の代表曲のひとつ「夢やぶれて」を歌うコゼットの母親ファンティーヌを出雲阿国役のシルビア・グラブ(『ミス・サイゴン』、『アイ・ガット・マーマン』他)。映画『レ・ミゼラブル』を観る際は真田丸キャストをイメージしながら見てみるとまた違った楽しみ方ができるだろう。

ブロードウェイミュージカル作品で活躍する真田一族の面々

真田一族の長、真田昌幸役の草刈正雄は、映画版ではオードリー・ヘップバーンが主演した名作ミュージカル『マイ・フェア・レディ』に出演していた。役柄は大地真央演じる花売り娘イライザを“素敵なレディ”に育て上げるヒギンズ教授。この作品はアメリカのブロードウェイミュージカルで、日本では2016年夏に最新キャストで上演予定だ。草刈がかつて演じたヒギンズ教授は寺脇康文が演じる。同じブロードウェイ作品の『ラ・マンチャの男』や『シカゴ』などの名作ミュージカルに昌幸の母・とり役の草笛光子が出演していた。

真田信幸・信繁兄弟の姉・松役の木村佳乃はタイトルどおり、音楽家モーツァルトの生きざまを描いたミュージカル『モーツァルト!』でヴォルフガング・モーツァルトの妻、コンスタンツェを演じている。俳優業のイメージが強いがCDデビューもしており、シングルだけでなくアルバムもリリースしている。

真田家に仕える堀田作兵衛役の藤本隆宏は、元オリンピック競泳選手で元劇団四季の俳優という異色の経歴を持つ。劇団四季の名作『キャッツ』や『エリザベート』、『ハウ・トゥー・サクシード~努力しないで出世する方法』他多数のミュージカルに出演していた。

豊臣方では、10年以上前からNIROCK!というライブを定期的に開催し、CDデビューもしているのが豊臣秀吉の甥・秀次役の新納慎也(『ウェディング・シンガー』、『GODSPELL』他)。NHKとの縁も深く、NHK-BSで放送していた『にこにこぷんがやってきた』に「うたのおにいさん」でレギュラー出演していた過去を持つ。ライブで磨いたMCも高評価だ。

昨年公開された三谷幸喜初のSF映画『ギャラクシー街道』では、ほとんどセリフがなかった宇宙人ズズ役の西川貴教がラストに劇中歌を見事な歌唱力で披露し、話題をさらった。何が起こるかわからないのが三谷作品である。大河ドラマの歴史を塗り替えるようなミュージカルシーンがこの先登場するかもしれない。

文●ロックスター佐藤史恵

最終更新:6/19(日) 20:00

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