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鎌田劇場、ホームで2発 「借り返す」決定機逃さず サガン鳥栖2-1ガンバ大阪

佐賀新聞 6月19日(日)11時33分配信

 19歳の司令塔が、連勝の懸かった一戦で大仕事をやってのけた。不動のトップ下として鳥栖の攻撃を組み立てるMF鎌田が自身初の2得点で強敵G大阪を撃沈。「長い間、遠征やけがでチームに迷惑を掛けてきた。少しは還元できたかな」とほっとした表情を見せた。

 後半6分、FW富山のクロスを「何も考えずにいけた」と右足でけり込んだ。わずか1分後の2点目も「いつもならパス(コース)を探す」(鎌田)が、この日は迷わずドリブル突破しゴールに直結。歓喜に湧くゴール裏に右拳を突き上げた。

 前半終了間際、自らのパスミスから先制点を献上したことが頭にあったという。「きょう負けたら自分のせい。何とか自分で取り返す」。その気合で、後半すぐに訪れた決定機を逃さなかった。

 プロ2年目の今季、チームの新たな得点源と期待された。自身、「2桁得点」を公言してもいた。しかし、これまでは左肘の負傷やU-23日本代表でのフランス遠征の影響などでコンディションも落ち、思うような働きができてこなかった。

 それが、前節の名古屋戦では多くの決定機に顔を出すなど状態は上向きに変わった。やっとエンジンがかかってきた。

 今季初ゴールでプロで初めてのお立ち台に「念願の目標がかなった」と鎌田。「(ホームで勝てない)悪い流れを自分たちで変えたかった。勝ててよかった」と興奮は冷めなかった。

 リオ五輪の代表入りも諦めてはいない。ただ、それよりも「まずは次(新潟)も結果を残し、後半戦で巻き返したい」。若き司令塔は、勝利の余韻に浸り続けることなく、すぐに先を見据えた。

最終更新:6月19日(日)11時33分

佐賀新聞