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「泊まれる図書館」佐賀市古湯に 古民家改修しオープンへ

佐賀新聞 6月19日(日)11時50分配信

蔵書2000冊、カフェも併設

 本が好きな人のための素泊まり宿泊施設「泊まれる図書館」のオープン計画が、佐賀県佐賀市富士町古湯地区で進んでいる。築110年の古民家を改修し、昼間はカフェと図書館、夜はゆっくり本が読める宿泊施設として営業する。提供するのは本と寝る場所のみで、食事とお風呂は近隣の飲食店や温泉旅館を利用し、地域活性化にもつなげる。クラウドファンディングを利用して21日まで、設立資金も募っている。

 ウェブデザイナーの白石隆義さん(41)=福岡市=が発案し、7月末に完成予定。本好きの知人と「図書館に泊まれたら面白いかも」と考えたのがきっかけで、ブログでアイデアを発表すると約5000人から賛同の声が集まり、実行を決意した。福岡市内から車で約1時間という立地の良さと、温泉があるのが決め手となり、古湯地区を選んだ。

 泊まれる図書館の蔵書数は2000冊。うち1600冊は九州内の図書館司書や作家ら80人が選ぶ。400冊は地域住民らが持ち寄った本などを蔵書する予定。

 白石さんは「図書館が、古湯に人を呼び込む一つの軸になれば」と話し、同地区の山口澄雄自治会長も「我々にはない発想と視点による取り組み。地区のにぎわいにつながるのを期待している」と歓迎する。

 施設は1泊1組限定。人数で値段は異なり、1人1万5000円、2人で1万8000円。最大5人まで宿泊可能。クラウドファンディング「CAMP FIRE」で資金協力を呼び掛けている。

最終更新:6月19日(日)11時50分

佐賀新聞