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アメリカで話題。オフィスでライブ、しかも超大物アーティストが出演ってなに?

M-ON!Press(エムオンプレス) 6月20日(月)18時7分配信

ライブハウス、コンサートホール、スタジアム……アーティストたちにとって、瞬く照明の下でたくさんの観客の前で演奏するのが、「通常のコンサート」だ。しかし、小さな事務所のオフィスデスクの横で行われている、あるコンサートが話題となっている。

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名前は「NPR Music Tiny Desk Concerts」(以下、「タイニー・デスク・コンサート」)。アメリカの公共ラジオ放送NPR(National Public Radio)の音楽部門の事務所で開催されている。

事務所には、ライブハウスのように立派な音響装置や照明はなく、演奏中はスタッフ以外に観客もいない。アーティストは事務所の本棚をバックに、録音用のカメラとマイクに向けて、アコースティックギターなどのアンプラグドな楽器を用いて演奏するのだ。

「タイニー・デスク・コンサート」の魅力は、この小さな簡易スペースにベテランから期待の若手まであらゆる凄腕アーティストが出演すること。今回は、そんな「タイニー・デスク・コンサート」から注目のアーティスト3組のライブをご紹介しよう。

●グラミー賞受賞者によるグルーヴィーなプレイ

まずはジャズ、R&B、ヒップホップを融合させた、新しいブラックミュージックを追求する、ロバート・グラスパー・エクスペリメントだ。

ジャズピアニストのロバート・グラスパー率いるこのユニットは、アルバム『Black Radio』で2012年にグラミー賞最優秀R&Bアルバム賞を獲得している。

「タイニー・デスク・コンサート」では、冒頭にシンガーソングライターのマーシャ・アンブロージアスをフィーチャーした「Trust」を披露。3人による非常にグルーヴィーなジャムセッションから「F.T.B.(Gonna Be Alright)」への展開は、必見である。

●モッズ界の重鎮による渋いプレイ

次はUKロック界の大御所、ポール・ウェラーだ。70年代にモッズ・リバイバル・ムーブメントを牽引したバンドTHE JAMのフロントマンとしてデビューして以来、UKロックシーンの兄貴的な存在。

「タイニー・デスク・コンサート」には、会場のスペースギリギリの5人のメンバーと共に登場。歌いながらのピアノプレイ、柔らかなフィンガーピッキングによる渋いアコースティックギタープレイを披露した。

●期待の新人ポップシンガーよるレアなアコースティックプレイ

最後は話題の新人ポップシンガー、シャミールだ。彼女はハイトーンボイスで歌いながら、スレンダーな体でアグレッシブに動くパフォーマンスと、既存のジャンルで説明できないポップな音楽性が注目されてシンガー。

新人発掘に定評のあるXLレコードと契約し、2015年にはポップで軽快な世界観が印象的な「Call It Off」のミュージックビデオで、「YouTube Music Awards」を獲得した。

シャミールの「タイニー・デスク・コンサート」には、例外的に観客が参加し、床に座った若い女性たちに囲まれながら、アコースティックギターの弾き語りを披露した。

普段とは180度違うスタイルのパフォーマンスによって、シャミールのあらたな魅力に気付くことのできるピースフルなライブだ。

既に300組以上のアーティストが出演している、「タイニー・デスク・コンサート」。他のアーティストも普段のライブとは一味違ったパフォーマンスを披露しているので、ぜひチェックしてほしい。

最終更新:6月20日(月)18時7分

M-ON!Press(エムオンプレス)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。