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自分の気持ちを上手に伝えてママ友付き合いも楽になる!

ベネッセ 教育情報サイト 6/20(月) 10:00配信

「人間関係がうまく築けない」「言いたいことがうまく言葉にできない」など、誰しも人間関係やコミュニケーションに関する悩みは尽きないものです。子育て中は、ママ友との付き合いも大切なテーマと言えるでしょう。よりよい人間関係を築くためのコミュニケーションのあり方を追求するNPO法人アサーティブジャパン代表理事の森田汐生さんにお話をうかがいました。

コミュニケーションは「性格」ではなく「スキル」で解決できる

子育て中の保護者は、ママ友や保育士、学校の先生など、たくさんの人との付き合いが必要になりますよね。ときには、人間関係がうまく築けなかったり、言いたいことが言えなかったりして、悩んだりストレスを感じたりすることがあるかもしれません。

人間関係でストレスをためないためには、「アサーティブ」の考え方とスキルが役に立つはずです。アサーティブとは、相手を尊重しつつ、自分の意見や要求、感情を率直に、誠実に、対等に伝えるコミュニケーションの方法です。こう説明すると、「自分は引っ込み思案だからムリ」などと考える人もいますが、アサーティブでは、コミュニケーションが上手にとれるかどうかは、「性格」を変えるよりも「スキル」を身につけることで解決できると捉えています。つまり、内向的な人であっても、アサーティブのスキルを身につければ、自分の意見や要求などをしっかりと表現できるようになります。

手土産を断りたいが、どう伝えるとカドが立たない?

具体的にはどのようなコミュニケーションがアサーティブなのか、よくある場面を想定してご説明しましょう。

【ケース1】
仲のよいママ友が遊びに来る際、いつも手土産を持ってくるが、家族が好まない食べ物などが多くて困っている。それを上手に断りたいのだけれど、なんて伝えればよいのでしょう。

「また持ってきたの?! 迷惑だからやめて!」
⇒結論だけをぶつけて、バッサリ切る(怒りキャラ)

「ありがとう…」と言って受け取る
⇒相手に悪い気がして、本当はイヤなのに断れない(ひるみキャラ)

「もらってばっかりだと、パパに怒られるんだよね~」
⇒嫌味や第三者を加えてえん曲に断る(いやみキャラ)

アサーティブではない伝え方としてよく見られるのが、「怒りキャラ」「ひるみキャラ」「いやみキャラ」の3つのパターンです。日頃、コミュニケーションがうまくいかないと感じる人は、いずれかのパターンに陥りやすい傾向が見られます。


◆アサーティブな伝え方
こうした場面では、≪相手を受け入れる/自分の意見の主張/代替案≫の3ステップで考えます。
例えば、次のような伝え方が想定できます。

≪相手を受け入れる≫
「いつも気を遣って持ってきてくれてありがとう。気持ちはとてもうれしいの」

≪自分の意見の主張≫
「モノのやりとりをするんじゃなくて、気軽に行き来できる関係になりたいのよ」

≪代替案≫
「だから、次回からは手土産なしで遊びにきてね」

最初に、手土産を持ってきてくれる相手の気持ちや気遣いに感謝します。そのうえで、手土産が必要ではない理由、正直な気持ちを率直に伝えます。そして、お互いの関係をつなぐひと言を、さわやかに加えるのです。そうすれば、関係が気まずくなることもないでしょう。

アサーティブのイメージをおわかりいただけたでしょうか。このようにカドが立たないように配慮しつつ、自分の意見をしっかりと伝えるスキルをつけることで、人間関係のストレスは激減し、自分への自信も高まっていきます。

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:6/20(月) 10:00

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