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住友建機、来年度にICT建機に参入-マシンコントロール搭載の油圧ショベルを商用化

日刊工業新聞電子版 6月20日(月)11時45分配信

 住友建機は2017年度に、情報通信技術(ICT)を駆使した建設機械に参入する。経験の浅いオペレーターでも作業効率を高められる機能を搭載したICT油圧ショベルを商用化する。工事現場では人手不足が課題で、若手のオペレーターの能力を補完できるICTへのニーズが高まりつつある。コマツや日立建機がすでにICT建機市場の開拓に動いており、住友建機も開発を急ぐ。

 住友建機は「マシンコントロール(施工に必要な操作の自動化)」と呼ぶ仕組みを搭載したショベルを商用化する。現場ではオペレーターの経験やスキルにより施工品質にばらつきが生じてしまっていたという。マシンコントロールを利用することで、若手でも品質や作業の効率性を高められる。

 国土交通省が管轄するような大規模な工事でICTのニーズが高まるとみて、同市場に参入する必要があると判断した。省エネルギーと運動性能など、投入している機種の技術面での優位性が浸透しつつあり、建機の国内シェアを2ケタに拡大している。

 今後ICTを駆使した新型機も品ぞろえに加えることで競争力を高める。

 建機業界では、コマツが先行してICT建機を投入して以降、日立建機やコベルコ建機なども相次いで同市場に参入している。国交省も工事現場のICT化を加速させる方針「アイ・コンストラクション」を今春に打ち出したことで、建機各社による新型機やICTサービスの拡充が進む見通しだ。

最終更新:6月20日(月)11時45分

日刊工業新聞電子版