ここから本文です

吉野ケ里遺跡を世界遺産に 佐賀県に推進活動要請へ

佐賀新聞 6月20日(月)11時46分配信

 文化財を守り活用する活動に取り組む研究者や市民らでつくる「文化財保存全国協議会」(小笠原好彦代表委員)は19日、大会を佐賀県佐賀市のグランデはがくれで開いた。弥生時代の大規模環濠集落の吉野ケ里遺跡(神埼市郡)内に県立博物館を建設し、世界遺産登録に向けた活動に佐賀県が取り組むよう求める決議を採択した。

 決議では、吉野ケ里遺跡など北部九州の弥生時代の遺跡を「日本の古代国家が成立する前夜の実態を知る上で極めて重要」と位置付け、世界遺産にする準備を進めるよう要請した。遺跡の出土品の展示が十分でなく、財政難を理由に実現していない県立博物館の早期建設も求めている。20日に山口祥義知事に要望書を提出する。

 小笠原代表委員は「世界遺産登録に向けて後押ししていこう」とあいさつした。弥生時代の遺跡の保存・活用例の報告や、佐賀女子短期大学の高島忠平元学長による講演もあり約150人が聴講した。熊本地震で被災した文化財の調査と募金協力を呼び掛けることも決議した。

最終更新:6月20日(月)11時46分

佐賀新聞