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高浜1、2号機40年超運転認可 原子力規制委、老朽原発で初

福井新聞ONLINE 6月20日(月)14時49分配信

 原子力規制委員会は20日、定例会合を開き、運転開始から40年がたった老朽原発の関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)について、20年の運転延長を認可した。新規制基準施行後、老朽原発で再稼働に必要な全ての審査に合格したのは初めて。

 1号機は1974年11月の運転開始から41年7カ月、2号機は75年11月から40年7カ月が経過している。

 関電は、審査で大きな課題となっていた電気ケーブルの難燃化対策や原子炉建屋の大規模工事などを2019年10月までに完了させる予定で、再稼働は早くても3年半先になる見通し。

 東京電力福島第1原発事故後に改正された原子炉等規制法で運転期間は原則40年と定められたが、規制委が認めれば1回に限り最長20年延長できる。40年を超えて運転するには、新規制基準に基づく安全審査に加え、特別点検の結果を踏まえた延長認可の審査にも合格する必要がある。

 関電は2014年12月から高浜1、2号機の特別点検を行い、原子炉容器、格納容器、コンクリート構造物の劣化や欠陥などを詳細に調べ「異常は認められなかった」とする結果をまとめた。15年3月に2基の新規制基準適合性審査を、同年4月に運転延長を申請した。

 同じ敷地内の高浜3、4号機は今年1~2月に再稼働したが、大津地裁が3月、運転差し止めの仮処分決定を出したため停止。関電が決定の効力を一時的に止める執行停止を申し立てたが同地裁は6月17日、請求を却下した。

 老朽原発を巡っては、関電が、美浜3号機も延長運転に向け、規制委に審査を申請している。

福井新聞社

最終更新:6月20日(月)15時45分

福井新聞ONLINE