ここから本文です

導入効果著しいアマゾンの倉庫ロボ、発送センターの運営費を20%削減

ニュースイッチ 6月20日(月)8時5分配信

ドイツ銀行がリポート

 アマゾンが2012年に米キバ・システムズ(Kiva Sustems)を7億7500万ドルで買収してから4年あまり。現在はアマゾンロボティクス(Amazon Robotics)と社名を変えているが、同社製の倉庫用ロボットを活用することで、アマゾンが約20%の倉庫運営費を低減させたことがドイツ銀行のリポートで明らかになった。導入した商品発送センターごとに2200万ドルものコスト削減につなげているという。

 アマゾンは2015年第3四半期の段階で13の商品発送センターに計3万台もの倉庫ロボットを導入しているという。ドイツ銀行の推定では、まだロボットを使っていない110の商品発送センターに導入すれば、1カ所当たり1500万~2000万ドルのロボット導入費が発生するものの、キバの買収額にほぼ等しい8億ドルのコスト削減が期待されるとしている。

 このロボットは台車のような形をしていて車輪で走行する。高さ16インチ(約40cm)、重量は320ポンド(約145kg)。時速5マイル(時速約8km)の一定速度で走行し、最高700ポンド(約317kg)の重量物を上に載せて運ぶことができる。

 リポートによれば、コスト削減効果は目的の商品を取り出したりする倉庫作業の効率化によるものがほとんどで、サイクルタイムはそれまでの60~75分から、ロボット導入後は15分にまで大幅短縮された。一方で通路を狭くするなど空間の有効利用で、在庫スペースは50%しか増えていない。

 さらに、ドイツ銀行は今後アジアに設置される巨大な商品発送センターでも、このロボットが重要な役割を果たすと見ている。

<解説>
 グーグルのロボット戦略が頓挫しているのとは対照的に、ロボットの一大ユーザーでもあるアマゾンは買収したキバをうまく活用しているようだ。アマゾンは、クラウドでもロボットでもAIでも大手IT企業の中で先を行く。うまくいっていないのはスマートフォンとタブレットぐらいか。

最終更新:6月20日(月)8時5分

ニュースイッチ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

暗闇で光るサメと驚くほど美しい海洋生物たち
波のほんの数メートル下で、海洋生物学者であり、ナショナルジオグラフィックのエクスプローラーかつ写真家のデビッド・グルーバーは、素晴らしいものを発見しました。海の薄暗い青い光の中で様々な色の蛍光を発する驚くべき新しい海洋生物たちです。彼と一緒に生体蛍光のサメ、タツノオトシゴ、ウミガメ、その他の海洋生物を探し求める旅に出て、この光る生物たちがどのように私たちの脳への新たな理解を明らかにしたのかを探りましょう。[new]