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ジカ熱予防呼び掛け さいたまの女子中生の標語、全国ポスターで使用

埼玉新聞 6月20日(月)10時30分配信

 蚊が媒介する感染症のジカ熱の予防を呼び掛ける政府のポスターの標語に、埼玉県さいたま市立宮原中学校2年の小林美穂さん(13)が応募した「身仕度の 仕上げに虫よけ ジカ予防」に決まった。内閣官房と厚生労働省が募集した標語で、全国1689点の応募作品から1位となる快挙に、小林さんは「うれしい。ジカ熱についてもう一度調べ、まず自分がしっかり予防したい」と話す。

 小林さんはクラスの保健委員。全校26クラスから募集した標語を保健委員会で10点に絞って応募した。

 「ジカ熱予防って言われると難しいけど、虫よけ(スプレー)なら私も普段からしているし、誰でもできると思った」と小林さん。虫よけスプレーを使い、外出前に気軽にできる対処法という思いを、短い言葉に込めた。

 標語の選考審査委員にはマラソンランナー有森裕子さん、教育評論家尾木直樹さんらが名を連ねる。内閣官房国際感染症対策調整室では「小林さんの標語は、蚊に刺されないための心構えを具体的に表現している」と評価している。

 6月の「夏の蚊対策広報強化月間」に合わせ、同ポスターは全国で使用される。小林さんは「国の役に立ててうれしい。福島に住む祖母に受賞を伝えたら、近所の公民館にポスターを探しに行ってくれた。まだ貼ってないのに」と満面の笑みを浮かべた。

 保健委員会担当の荒木圭子養護教諭は「(標語は)いい出来とは思ったが、まさか日本一とは。標語を大いに活用し、学校全体で予防に力を入れたい」と話していた。

 ジカ熱は、妊婦が感染すると小頭症の赤ちゃんが生まれる原因になるとされ、今年2月に世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言を出している。国や県も、デング熱とともに対策に乗り出している。さいたま市も5月から蚊の捕獲調査を始めている。

最終更新:6月20日(月)10時30分

埼玉新聞