ここから本文です

中高生にとって「五輪」はスポーツだけではない! 「科学五輪」でチャンスも!?

ベネッセ 教育情報サイト 6月20日(月)16時0分配信

2020(平成32)年の東京オリンピック・パラリンピックが徐々に近付いていますが、中高生にとって「五輪」は、スポーツだけではありません。数学オリンピックをはじめ、七つもの科学五輪があります。文部科学省はこのほど、推進委員会を設置。各団体も「日本科学オリンピック委員会(仮称)」の設立を準備しています。科学五輪の現状を見てみましょう。

2016年は「地学」が日本で開催

七つの科学五輪(かっこ内は国際五輪の略称)とは、数学(IMO)・物理(IPhO)・化学(IChO)、情報(IOI)・生物学(IBO)・地理(iGeo)・地学(IESO)です。地理も入っていることを意外に思うかもしれませんが、もともと地理学には自然地理学と人文地理学などがありますし、そもそも学問を文系と理系に分けること自体、日本的な発想です。

最も歴史が古いのは数学五輪で、1959(昭和34)年に東欧諸国を中心に7か国の52人が参加して、第1回大会がルーマニアで開かれました。それが昨年の第56回タイ大会(チェンマイ)では104か国の577人が参加する、大きな大会に発展しています。日本は、1990(平成2)年の中国大会(北京)から参加。国内大会(日本数学五輪)の予選(1月)には毎年3,000人を超える参加者があり、本選(2月)と、中学生以下を対象としたJJMO(日本ジュニア数学五輪)成績優秀者も含めた春合宿(3月)を経て、日本代表選手6人が選出されます。大会とは別に、夏季セミナーも開催され、全国の数学好きな中高生が、1週間の数学漬け合宿生活を送ります。

今年の注目点は、地学でしょうか。国際大会が、8月に日本(三重県)で開催されるからです。昨年12月、1,748人が参加した国内予選が開かれ、3月の本選を経て、日本代表4人、ゲスト生徒5人が選ばれました。参加は過去最大の30か国約120人に上る見通しです。

科学五輪の他にも、インテル国際学生科学技術フェア(国内大会は日本学生科学賞と高校生科学技術チャレンジ)など「課題系」の国際科学技術コンテストもあります。

1/2ページ

最終更新:6月20日(月)16時0分

ベネッセ 教育情報サイト