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レブロン・ジェームズ「裏切り者」と呼ばれた男が故郷に捧げたNBA優勝

BuzzFeed Japan 6/20(月) 17:59配信

2015-2016シーズンのNBAファイナルはクリーブランド・キャバリアーズ(キャブズ)が93-89でゴールデンステイト・ウォリアーズを下し、初優勝を果たした。試合終了のブザーが鳴り終わると、チームを牽引したレブロン・ジェームズは人目もはばらかず泣いた。故郷・クリーブランドに愛され、そして故郷を「裏切った」男が、恩返しを果たした瞬間だった。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】


オハイオ州アクロンで生まれたレブロンは、高校時代から圧倒的な能力で全米でその名を轟かせており、卒業後は大学に進まずNBA入り。高卒ルーキーとしては異例のドラフト1位でオハイオ州クリーブランドを本拠地とするキャブズに入団する。

「選ばれし者」と将来を嘱望されたレブロンは1年目から活躍し、新人賞を獲得。2年目にはチームを8年ぶりとなるプレーオフ進出に導くなど目覚ましい活躍を見せるも、なかなかNBAの王座には届かない。

2006-2007シーズンには初のNBAファイナルに進出するも、サンアントニオ・スパーズの組織的なディフェンスに抑え込まれ、4戦全敗で敗退。2008-2009、2009-2010と2シーズン連続でシーズンMVPに選ばれ、個人としての実力は誰しも認めるところも、チームとして結果がついてこない。

チームが敗れ、相手チームの健闘を称えず批判を浴びた際には「チームは負けたが、俺は勝者だ」と発言し、物議を呼んだこともあった。

2010年にフリーエージェントとなったレブロンは、優勝の栄冠を求め、マイアミ・ヒートへの移籍を決める。だが、去就を全国ネットの特別番組「The Decision(決断)」で発表する派手なやり方が全米の批判を浴びた。

移籍に対してクリーブランドのファンたちも連日レブロンに罵声を浴びせ、彼のユニフォームを燃やした。地元のヒーローは一転、裏切り者として憎悪の対象になった。

ヒートはレブロンに加え、クリス・ボッシュ、ドウェイン・ウェイドというスーパースタートリオを形成。移籍会見で優勝へ自信満々だったレブロンだが、移籍初年度の2010-2011シーズン、ヒートは優勝を逃す。活躍できなかったレブロンは多くのバッシングを受けた。

しかし翌2011-2012シーズン、レブロンは欲しかったNBA王者のタイトルを獲得。個人としてもレギュラーシーズンとファイナルのMVPにも輝いた。

初優勝の際には「クリーブランドで優勝できたらどんなに良かったか。どれほど素晴らしかったか想像することしかできないよ」と故郷への思いも明かした。翌シーズン、ヒートは連覇を達成。レブロンへの批判もいつしか収束していく。

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最終更新:6/20(月) 21:13

BuzzFeed Japan

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