ここから本文です

ふるさと納税の特典は空き家管理 不法投棄や外壁状況報告、勝山市

福井新聞ONLINE 6月20日(月)18時1分配信

 福井県勝山市はふるさと納税で寄付した人への特典の一つとして、市内にある寄付者の住宅が空き家となっている場合、家を管理するサービスを新たに始めた。市内事業者が管理を請け負い、寄付額に応じて1~2回、家を見て回り外観や雑草の状況を報告する。市では「都会などに出て家の管理が困っている人に活用してもらえれば」と話している。

 ふるさと納税の特典(返礼品)を見直す中、新たなサービスとして空き家管理をメニューの一つに加えた。今月6日、市ホームページに公開した。同様の取り組みは全国で広がりつつあり、県内では小浜市が行っている。

 勝山市での管理見回りはユキチ産業(同市沢町2丁目)が行い▽不法投棄物がないか▽建物外壁のひび割れや雨どいの損傷がないか▽庭木や雑草の状態はどうか▽ポストの状況―などを確認する。見回りの結果は現地の写真を付けて寄付した人に郵送する。

 サービスは古里を離れ市外に住む人が対象で、寄付金1万円以上2万円未満で1回、2万円以上なら2回受けることができる。

 市未来創造課は「これまでも市を古里にする人からの寄付が多かった。魅力的な特典になれば」とし、ユキチ産業の北川賢一社長は「勝山は雪などで家が傷む土地柄。サービスをきっかけに家の管理を任せていただければ」と話している。

 ふるさと納税に関する見直しではこのほか、寄付金のクレジット決済を導入したほか、特典については特産品を5品前後組み合わせて送付していた形から、空き家管理を含め1品だけ選んでもらう選択式に変更した。

 同市でのふるさと納税は昨年度、個人からの寄付は162件、1373万円となり、2008年度の導入以降、件数、金額とも過去最高だった。

福井新聞社

最終更新:6月20日(月)18時1分

福井新聞ONLINE