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【MLB】好投の前田健太に指揮官「闘志と心を見せてくれた」 地元紙は犠打も称賛

Full-Count 6月20日(月)12時15分配信

打球直撃から中4日の登板で7回途中1失点、女房役は「制球は支配的だった」と絶賛

 ドジャースの前田健太投手は19日(日本時間20日)、本拠地でのブルワーズ戦に先発し、6回1/3を6安打1失点、3四球8奪三振と好投した。7勝目こそならなかったものの、今季最多タイとなる107球を投げて試合を作り、1点のリードを許したまま降板。チームは8回に代打ヘルナンデスのソロ本塁打で同点に追いつき、9回に代打グランダルがサヨナラ押し出し四球を選んで2-1で勝利した。デイブ・ロバーツ監督は、サヨナラ勝ちを呼ぶ力投を見せた前田の闘志を絶賛している。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が報じている。

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 初回1死にいきなり先制ソロを浴びた前田。91マイル(約146キロ)の速球が甘く入り、ジェネットにセンター左に運ばれた。記事では、この1球については「制球ミス」と伝えている。

 だが、その後は無失点に抑える力投。2、3回はピンチを背負いながらも、相手に追加点を与えなかった。記事では高低に有効に投げ分ける投球を絶賛し、女房役のエリスが「彼のファストボールの制球は、ホームランの後は支配的だった。我々にとっては大きかったね」と話したことも紹介している。前田が最少失点で踏ん張ったことで、ドジャースのサヨナラ勝利が生まれた。

 不安を抱えながらの登板の中、いつもどおりの安定感を見せたことも、称賛を呼んでいる。前田は14日(同15日)のダイヤモンドバックス戦で6勝目を挙げたが、6回に強烈なピッチャー返しが右脚に直撃して降板していた。しかし、この日は通常の登板間隔である中4日で先発。記事によると、登板間にはブルペンでの投球練習は行わず、この一戦に備えていたという。

3回には一塁から三塁へ激走、アウトになるも「アグレッシブだった」

 ロバーツ監督は、記事の中で「ケンタについては、医療スタッフが素晴らしい仕事をしてくれた」と、まずはチームスタッフの働きに言及しつつ「だが、ケンタがたくさんの闘志と心を見せてくれた。状態が100%じゃない時でも、マウンドに立って戦ってくれた。ケンタがしたのはそういうこと」と脱帽している。

 この日は走塁と打撃でも存在感を見せた前田。3回に1死から相手エラーで出塁すると、2死となってからシーガーのライト前ヒットで三塁へと激走。相手の好送球でタッチアウトとなったものの、闘志を見せた。ロバーツ監督はこの場面について「あれは彼自身がやったこと。アグレッシブだったね」と称えた。

 また、5回は1死一、二塁で見事に1球でバント成功。続くアットリーは一ゴロに倒れたが、記事では「生産的だった」とこの打席の内容を称えている。自身がマウンドにいる間には同点に追いつけなかったものの、攻守両面で奮闘する姿が、最後に味方の奮起を呼んだと言えそうだ。

 7回途中1失点の好投で、防御率は2.64と向上。リーグ9位と好成績を維持している。ルーキー右腕が、ドジャースの中で貴重な役割を果たしていることは間違いない。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6月20日(月)16時58分

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