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アルバイトの尊厳求め韓国国会前で「1万時間ハンスト」

ハンギョレ新聞 6月20日(月)21時8分配信

「最低賃金1万ウォン」求め国会前でハンスト4日 SNSで「コンビニ廃棄食を1食抜けば参加可能」と投稿も

 「アルバイターは1万時間のハンスト中」。1日1食抜けば「8時間ハンスト」に計算し、最低賃金1万ウォン(約890円)の実現に向けて1万時間のハンストを集める「アルバイターたちの静かな闘争」が行われている。今月16日からソウル・汝矣島(ヨイド)の国会前でアルバイト労働組合委員長のパク・ジョンフンさんが始めた「最低賃金1万ウォンを勝ち取るためのアルバイターたちの国会前ハンスト」を応援するため、 SNSにアルバイト労働者の1万時間のハンストへの参加が相次いでいる。 19日昼まで、60人による2000時間以上のハンスト宣言が続いた。

 アルバイト労働者はSNSに「#アルバイターは1万時間ハンスト中」というハッシュタグと共に、アルバイトをしながら経験する「空腹」と最低賃金6030ウォン(約540円)の労働の「つらさ」を先を争って投稿し、ハンストへの参加を宣言している。

 「夜間のコンビニのバイトをしていると、朝から昼までは睡眠をとるため食べられず、夜はコンビニの廃棄食品を食べることになるので、廃棄食品を1食抜けば、1日のハンストに参加できる」(17日、ハンストに参加したアルバイト労働者)、「(アトピーを患う)私が食べられる体にいい食事は、ほとんどが高価なものだ。インスタント食品は食べられないから、食事を抜くことが多く、治療のため病院に行こうとしても、医療費が高すぎる。なんで私はこんな風に生きていかなければならないんだろう」(19日、ハンストに参加したアルバイト労働者)

 19日、彼らの事情を読みながら、国会前でのハンストを続けていたパク・ジョンフン委員長は「同調ハンストと共に送られてくるアルバイターたちの話からもわかるように、最低賃金1万ウォンは、もっとお金を払ってほしいという要求を超えて、労働者の尊厳を守ってほしいという要求」と語った。彼は「最低生計費にも満たない現在の最低賃金は、平均以下のご飯を食べ、病気でも我慢し、家がなくても構わないという意味に聞こえる」と批判した。

 今月17日まで4回にわたり行われた最低賃金委員会は、今月28日頃、来年の最低賃金を決定する見通しだ。 16日からの水と塩、酵素だけ食べるハンストを始めたパク委員長と17日から合流したアルバイト労組の組合員のイ・ガヒョンさん(23)とウ・ラムさん(22)は、最低賃金が決まるまで、国会前でハンストを続ける計画だ。彼らがハンストを行う場所は、日陰もない国会正門前の歩道ブロックの上だ。イ・ガヒョンさんは「熱い日差しを傘と麦わら帽子で遮り、あまりにも暑い時は、スプレーで水を顔に振りかける」としながら、「まだ楽しく行っている」と笑った。

パン・ジュンホ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:6月20日(月)21時8分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。