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台湾「唐奨」法治賞受賞のアルブール氏、法の支配の重要性強調

中央社フォーカス台湾 6/21(火) 13:01配信

(モントリオール 21日 中央社)「公正な法律は少数の人の利益をも守らなければいけない。このことが法の支配の重要性を引き立てています」。東洋のノーベル賞と呼ばれる「唐奨」の第2回法治賞を受賞したルイーズ・アルブール氏は、これが自身がずっと持ち続けてきた信念だと語る。法治観念の「種まき人」として過去20年余り、世界各地で奮闘し、正義を追い求めてきた。

アルブール氏は旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷とルワンダ国際戦犯法廷の検察官を歴任、1999年には当時のユーゴスラビア大統領、スロボダン・ミロシェヴィッチ氏を戦犯として起訴した。カナダ最高裁判所の裁判官や国際連合人権高等弁務官を務めた経歴も持つ。また、専制的な政権のみならず、出身地のカナダに対しても一貫した考え方で向かい合い、法の支配と正義を追求。1996年、オンタリオ州の女子刑務所で起こった事件に関する調査報告書をまとめ、カナダ政府に助言をした働きは、同国における女性受刑者の人権改善への重要な一歩となった。

専制的な政権や独裁政権だけでなく、民主国家であっても、政府の体制は権力の象徴であり、権力者は往々にして権力を独占するのを自主的にやめようとはしないと語るアルブール氏。だからこそ法の支配が重要なのだと語る。

アルブール氏は、法の支配の本質は公正な法律と法の執行だと強調する。どんな政治体制の国家であっても、法律の前では誰も平等ということを追い求める必要があると話す。

退職後も法律の世界に身を置くアルブール氏の情熱は、今でも衰えない。各地で取り組みを行う際に出会う若者や志を持つ人々の存在が、正義を追求する原動力になっている。

アルブール氏は新しい世代の法律家に対し、一に善心、二に真の能力とアドバイスを送る。人助けのためには善良な心だけでは不十分で、能力があってこそよい方向に改善できると話す。唐奨の受賞を通じ、公平・正義の追求に対し希望と夢を持つよう願い、より多くの人、特に若い女性を激励したいと期待を示した。

(鄭崇生/編集:名切千絵)

最終更新:6/21(火) 13:01

中央社フォーカス台湾

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