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高校生に投票啓発 24日喜多方桐桜高で初の模擬市長選

福島民報 6月21日(火)9時57分配信

 「18歳選挙権」が導入される参院選に向け、福島県喜多方市の会津喜多方青年会議所(JC)は24日、喜多方桐桜高で選挙を身近に感じてもらうための啓発事業を繰り広げる。会員が3年生約180人に政治制度などについて解説し、地域の課題を争点とした模擬市長選を実施する。県内のJCが高校で同様の事業を行うのは初めてで、関係者は「若者の投票率アップにつなげたい」と意気込んでいる。
 会津喜多方JCの啓発事業は高校生が政治や古里の課題に対する理解を深め、地域づくりに興味を持ってもらうのが狙い。今年3月から地元の高校や専門学校数校に実施を呼び掛け、喜多方桐桜高が第一号となった。
 24日は同JC青少年育成委員会のメンバーが講師を務め、民主主義に基づく政治制度や選挙の仕組みを紹介する。若者世代の投票率が低い現状なども説明する。その後の模擬市長選では候補者2人が「観光振興」「人口減少」など地域の課題をテーマに、討論を繰り広げる。身近な問題について生徒自身が考え、候補者の公約を比較した上で投票する相手を決める。進行方法は日本JCがまとめた主権者教育のプログラムを参考にした。
 喜多方桐桜高は授業で、国の副教材を使い選挙制度について紹介してきた。社会科の佐瀬善美教諭(36)は「投票を体験すれば、生活と政治が深く関わっていると感じるはずだ。公約の違いなどを読み解く機会にしてもらいたい」と望んでいる。
 事業を進める会津喜多方JC青少年育成委員会の古川一裕委員長(33)は「選挙に関心を抱き、『地域の将来は自分が決める』という気持ちを強く持ってほしい」と期待している。

福島民報社

最終更新:6月21日(火)11時17分

福島民報