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北朝鮮 弾道ミサイル発射兆候=韓国軍「動向追跡中」

聯合ニュース 6月21日(火)15時46分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国の政府消息筋は21日、北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルを発射する兆候があり、注視していると明らかにした。

 北朝鮮はミサイルを搭載した移動式発射車両を東海岸に展開する動きを見せているとされる。

 韓国軍合同参謀本部は北朝鮮がミサイルを発射する可能性を念頭に置き、関連兆候を追跡しているとした。

 共同通信などによると、中谷元防衛相はミサイル発射の兆候があるとして、自衛隊に破壊措置命令を出した。自衛隊は地対空誘導弾パトリオット(PAC3)による迎撃態勢を整えるとともに、日本周辺海域に海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載したイージス艦を展開させる。

 同通信は日米両政府が朝鮮戦争勃発から66年となる今月25日、または最高人民会議が開かれる同29日に合わせ、北朝鮮がミサイルを発射する可能性に注目していると報じた。

 ムスダンの射程は3000~4000キロで、日本全土と米軍基地のある米領グアムまで到達するとみられ、有事の際、韓国に展開される米軍をターゲットにした兵器とされる。

 北朝鮮は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が3月、早い時期に核弾頭の爆発実験と核弾頭の装着が可能な弾道ロケット(ミサイル)発射実験を実施するよう指示してから計4回ムスダンの発射実験を行ったが、いずれも失敗した。

 発射実験の失敗により、金委員長のメンツは丸つぶれとなり、名誉回復のためにも北朝鮮が再びムスダンの発射実験に乗り出す可能性が高いとの見方がある。

 北朝鮮の国防委員会は今月19日、B52戦略爆撃機が離陸するグアムの空軍基地や原子力潜水艦が発進する海上基地など米軍基地を攻撃圏内に収めていると主張する報道官談話を発表しており、ムスダンの発射を通じ、自らの主張を証明しようとする可能性がある。

 北朝鮮が再び「ミサイルカード」を切ったのは、国際社会の厳しい制裁への反発や、韓国に対する武力示威とのとの分析もある。

 また、北朝鮮外務省幹部の中国訪問に合わせ、ミサイル発射の兆候を見せいているのは、国際社会の関心を引き寄せる狙いがあるとの見解もある。北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の北朝鮮側次席代表を務めるチェ・ソンヒ外務省米州局副局長は米研究所主催の国際会議「北東アジア協力対話(NEACD)」に出席するため20日、中国・北京を訪問した。

 北朝鮮は先月31日、李洙ヨン(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長が大規模な代表団を率い、訪中した際もムスダンの発射実験を行った。

 北朝鮮はムスダンがロシア製の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の「R27」を改造したもののため、性能に問題がないと判断したのか、発射実験もなしに2007年に実戦配備した。

最終更新:6月21日(火)16時2分

聯合ニュース

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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