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恐竜を絶滅させた隕石、哺乳類の90%以上を同時に消滅か:研究報告

sorae.jp 6月21日(火)9時0分配信

恐竜は白亜紀末期に飛来した巨大隕石やそれによる気候変動で絶滅し、我々の祖先となる哺乳類はその危機を生き延びた…通説ではそのように語られています。しかし化石の記録を元に新たに提唱された研究報告によると、この隕石は同時に93%もの哺乳類を絶滅させていたようなんです。これは、従来考えられていた割合よりもずっと多いものになります。
 
バス大学で進化を研究するミルネール・センターの研究者たちは、巨大隕石が飛来した前後とされる6800万年前~6570万年前の哺乳類の考古学上の報告を調査しました。その結果、以前予想されていた「75%の絶滅」という数値よりも遥かに被害の規模が大きかったことが判明します。
 
さらに興味深いことに、この巨大災害の後に哺乳類は猛烈な勢いで勢力を吹き返したことも報告されています。その勢いは、30万年で隕石の衝突前の2倍に達するほど。この現象について、ミルネール・センターのNick Longrich氏は以下のように語っています。
 
「隕石衝突後に哺乳類が急速に普及したことから、従来隕石は哺乳類に大きな影響を与えていなかったと考えられていました。しかし実際はトカゲやカメ、クロコダイルよりも遥かに大きなダメージを受けていたのです。しかし、哺乳類は非常に高い環境適応力を示したのです」
 
「その他にも、哺乳類の普及には爆発的な種の増加がありました。地球上で同時に、さまざまな地域でさまざまな哺乳類が繁栄していったのです。そのことも、哺乳類の急速な繁栄に貢献したものと思われます」
 
私などは学習漫画で、隕石の後にネズミのような哺乳類が進化し、繁栄していった…と習ったものです。どのような哺乳類が隕石落下を生き延びたのかはさておき、私たちの先祖は想像よりも遥かに力強い生命力を秘めていたようですね。

最終更新:6月21日(火)9時0分

sorae.jp

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