ここから本文です

麻生氏の「老後」発言 青春を取り戻した祖母のエピソードが話題

BuzzFeed Japan 6/21(火) 10:04配信

貯蓄する高齢者に対して、麻生太郎氏が「さらにためてどうする。金は使って回さないと」と発言し、物議を醸している。この言葉は、貯蓄よりも消費を重要視する姿勢を示すものだったが、賛否両論の意見が押し寄せる。そんな中、麻生氏の発言を「ある意味で正しいと思ってしまう」と、自身の祖母のエピソードを振り返ったツイートが「素敵」だと話題だ。【BuzzFeed Japan】

話題のツイートを投稿したのは、ユーザーの@sow_LIBRA11さん。1931年、満州事変の年に生まれた彼女の祖母は「青春期は戦後のドタバタ、一番遊んでいい時代に遊べなかった」。大阪大空襲を経験し、街が焼け野原になる様を見ていたからか、「贅沢は言っちゃけいない」と育ったようだ。

そんな祖母は、密かな趣味を持っていた。「くまのプーさん」だ。40年以上前から、少しずつグッズなどを集めていたという。

喜寿のお祝いにSOWさんは「1回ディズニーランドに行ってみる?」と声をかけた。祖母は「私みたいな年寄りが言ったらアカンやろ。夫を家において、妻が旅行にいくなんて」と戸惑いを見せた。背中を押したのは祖父だった。「いいから行ってきなさい」。旅費は全額祖父が払った。

祖母は、到着するなり「いやーん、わーん、きゃーん!」と乙女の瞳になって大興奮。「プーさんのハニーハント」に7回連続で乗った。グッズストアではダンボール1個分の買い物をし、「花火はシンデレラ城の前で見たい」と全力疾走するほどだった。

一度走りだした乙女は止まらない。「グッズで囲まれた部屋で、プーさんの絵本を読むのが至福の時」だと言い、「日本語訳やと伝わらない。原文で楽しみたい」と英語を勉強するまでになった。そして、英国に飛んだのだ。

彼女が向かったのは、プーさんの森「ハートフィールド」だ。

もともと、祖母の実家は貿易関係の仕事をしていたため、英語を勉強する機会はあったという。日常生活の中で錆びついてしまった英語力は、プーさんの絵本を通して蘇ったのだ。乙女の好奇心とともに。

家族総出で「やっとばーさんが自分のしたいこと言い出した!」と団結し、旅費を出しあい、空港の送り迎えをした。明治生まれのおじいさんは「何かしてあげたいけれど」と長年悩んでいたようだが、キラキラと目を輝かせ海を渡るおばあさんを見て安堵の表情を浮かべたという。

SOWさんは祖母への想いをこう締めくくった。

「いいんだよ、年寄りが年寄りらしく枯れてなきゃいけないなんて誰かが決めたわけじゃない。何か1つでいい、楽しむことを見つけてほしい。こう言うとなんですが、私にとって世の中で一番素晴らしい女性だと思っています」

最終更新:6/21(火) 10:04

BuzzFeed Japan

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。