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電線流通、銅価下落・需要低調で在庫圧縮広がる

鉄鋼新聞 6月21日(火)6時0分配信

 電線流通業では在庫量圧縮の動きが広まっている。流通を通す商いが多い建設用の電線は価格に占める銅の割合が非常に大きく、昨年からの銅価下落や今後の先安観を受けて在庫の評価損を軽減することが狙いだ。

 建設現場の人手不足から電線を使う電気工事まで段階が進まない建築物件が多く、足元の荷動きは盛り上がりに欠ける展開。目先も活発になるとの観測は少なく、在庫を絞り込みやすい環境が整っている。
 主に在庫量が抑制されているのは、大規模な建設プロジェクトに需要がリンクする電気工事業者向けの電設市場。都内の中堅販社では「目先に再開発など大型プロジェクトはあるが、電線需要にエンジンがかからない」と話す。同社では年度末の棚卸に向け在庫を減らし、その後は例年以上に手配量を減らしている。
 また、メーカー系の大手販社では営業データなどを分析し、欠品を防ぎながら全国の物流拠点で在庫量を低減。加えて別の流通では「昨年度は市場拡大を見込んで在庫を積み増したが、今年に入り状況を勘案しながら1~2割は絞り込んだ」としている。
 需要については年初の段階で「秋口からは改善してくる」との見解が中心だった。だが年度明けから「年内は厳しいだろう」との見方が徐々に広がり、現在では大勢を占める。在庫についても目先しばらくは現在の状況が続きそうだ。
 一方で戸建住宅や中小マンションの需要と連動する電材店向けの市販市場でも荷動きは低調。都内の大手流通では「昨年と比較して2割は少ない印象」と話す。だがタイムリーな出荷がより強く求められる分野だけに姿勢は慎重。「在庫量はそれほど圧縮できない」(販社役員)とする流通が多い。

最終更新:6月21日(火)6時0分

鉄鋼新聞

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