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ビートルズ来日50周年、ポール・マッカートニーのベストは半生を描いた“冒険譚”

MusicVoice 6月21日(火)17時54分配信

 英ミュージシャンのポール・マッカートニー(74)が10日に、『ピュア・マッカートニー~オール・タイム・ベスト』をリリースした。ベスト・アルバムとしては、通算4作目で、2001年の『夢の翼~ヒッツ&ヒストリー~』以来、実に15年ぶりとなる。1970年『ポール・マッカートニー』から、2015年の最新シングル「ホープ・フォー・ザ・フューチャー」までの45年間のソロ・キャリアで発表したアルバム・シングル作品を、ポールのパーソナル・キュレーションにより選曲。1989年以降の楽曲は、今回がベスト・アルバム初収録となる。ポールは今作を「音楽の冒険」と例えた。彼がどのような旅を楽しんできたのか、冒険譚とも言える今作から辿ってみたい。

 まず、冒険を辿る前にプロローグとして、今回のベストアルバムリリースにポールが寄せたコメントを紹介したい。

▽ポール・マッカートニーのコメント

 ーー僕と僕のチームがこのベスト・アルバムを選曲するにあたって考えたのは、ただただ楽しんで聴けるものにしよう、ということだけだった。たとえば、長旅の車中、自宅でくつろぎたい晩、または友人とのパーティーなんかでね。だから僕たちは知恵を絞って、僕の長く曲がりくねったキャリアのさまざまな時期から、多種多様な選曲リストを出し合った。キャリアという言葉はちょっと相応しくないかな。なぜなら僕としては、“仕事”をしてきたというよりも、音楽の冒険を続けてきたという感じだから。こんなに多くの、どれもが個性的な曲を書いて録音してきたんだということが嬉しくもあり、かなり驚きでもある。次に僕が車で長旅に出るときには、このアルバムを旅のサウンドトラックにしようと決めているし、ここに収められた曲たちと一緒だと、きっと素敵な旅になることだろう。君も、愛車に飛び乗って、または風呂でリラックスしながら、このアルバムをかけてみてほしい。僕らがこのコレクションを編むにあたって感じた喜びが半分でも君に伝わるのなら、僕らは大満足さ!ーー

 ポール・マッカートニーは1997年に、英国のナイトの爵位を授与、1999年に「ロックの殿堂」入り。また、2010年にアメリカで、ポピュラー音楽で世界の文化に大きな影響を与えた作曲家・演奏家に贈られるガーシュウィン賞を受賞。更に英国を代表する一人として、2012年ロンドンオリンピック・パラリンピックの開会式のトリに「ヘイ・ジュード」を演奏・歌唱をした。この年に、フランスのレジオンドヌール勲章オフィシエを受章。2013年には、グラミー賞開設40周年を迎えるにあたって、1973年リリースの『バンド・オン・ザ・ラン』が、名誉の殿堂賞を獲得するなど、彼の冒険はいつも行く先々で賛美を浴びている。

 今年6月18日には御年74を迎えたポールが、ザ・ビートルズの解散後、音楽の冒険家としてどのように音楽の歴史にその名を刻んで来たのか、ソロ・キャリアのレコード総売上1億枚以上を誇る輝かしい遍歴をこの『ピュア・マッカートニー~オール・タイム・ベスト』の収録曲とともに少し辿りたい。

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最終更新:6月22日(水)13時53分

MusicVoice

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。