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サンパウロ各地で移民の日=108周年迎えしめやかに

ニッケイ新聞 6月21日(火)23時59分配信

<ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」21日付け>

 【サンパウロ】最初のブラジル移民船「笠戸丸」がサントス港に到着してから108年――。ブラジル日本人移民の日である18日は、朝から日伯司牧協会によるサンゴンサーロ教会での慰霊ミサ、ブラジル県人会連合会主催の先没者慰霊碑前の法要、午後にはブラジル日本文化福祉協会とブラジル仏教連合会による開拓者先没者追悼法要が行われた。

 日系団体代表者らを中心に約200人が参列し、先人に感謝の念をささげた。在サンパウロ総領時間やJICA、ブラジル仏教婦人連盟など多数の団体が後援した。

 式典は午後2時に始まり、釈尊讃仰会の佐藤雅江会長による挨拶の後、美和会、深山会による琴や尺八の演奏が流れる中、茶道裏千家ブラジルセンターが献茶を、ブラジル生け花協会が献花した。

 続いて尾畑文正導師、諸僧、稚児らが会場後部から厳かに入場し、三帰依文復唱、焼香を行った。「仏教の宗派に関係なく一堂に会し、こうして供養の誠を捧げることができてありがたい。これからも続けていきたい」とあいさつし、先没者への苦労と参加者へ感謝した。

 仏教連合会のコレイア教伯会長は「煩悩の数と数珠の数の基本は108です。そして今年は移民108周年。私たちはこの〃数珠〃を一周しましたが、もう一周できるでしょうか? この一周の間に先人の方々は数々の苦難を乗り越えてきました。先没者に感謝しつつ、更なるお祈りの精進を誓いましょう」と語り、今後の日系社会の発展を祈願した。

最終更新:6月22日(水)0時11分

ニッケイ新聞