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<参院選>22日公示、7人が立候補へ準備 独自色、懸命にPR

埼玉新聞 6月21日(火)10時30分配信

 2014年の衆院選後初の大型国政選挙となる参院選は22日、公示される(7月10日投開票)。改選数3の埼玉選挙区には6政党6人と諸派1人の計7人が立候補に向けて準備を進めている。安倍晋三首相の政権運営に対する審判となる今回の参院選で、埼玉では与党の自民と公明が2議席を確保できるかが焦点となる。各候補予定者は独自色を出すのに懸命。決戦を前に各氏が掲げるスローガンやキャッチフレーズを紹介する。

 自民は安倍首相の経済政策「アベノミクス」の継続を中心に支持を呼び掛ける。4選を目指す自民現職の関口昌一氏(63)は「経済の再生 雇用の創出」がスローガン。「アベノミクスは道半ば。経済を何とかしてほしいという声に応えるためには、アベノミクスを成功させるしかない。一人一人が景気の回復を実感できるようにする」と訴える。

 自民から推薦を受けて3選を狙う公明現職の西田実仁氏(53)は、東日本大震災に伴う二重ローン救済法など議員立法を5本成立させた2期12年の実績をアピールする。経済政策では中小企業の収益と賃金アップを公約に掲げ、「中小企業が元気にならなければ本当の景気回復とはいえない」と訴える。埼玉を拠点とした防災力強化も強調する。

 対する野党側。再選を期す民進現職の大野元裕氏(52)は、初出馬した2010年参院選の「即戦力!突破力!」のキャッチフレーズに実行中を加えた。元外交官で外交・安全保障問題のスペシャリストとして評されるだけに、「現在の安保法制を廃止に追い込み、安保法制を整備する」と主張。安心できる社会保障制度の構築や地方分権なども掲げる。

 参院選は3度目の挑戦となる共産新人の伊藤岳氏(56)は「怒れる市民の代表」と共感を求め、安保法制の廃止を強く訴える。アベノミクスも「失敗」とし、「消費増税は先送りではなく、断念すべき」と声を大にする。

 おおさか維新の新人沢田良氏(36)は「国民負担の前にやるべきことがある」がスローガン。国会議員の定数削減や公務員の人件費削減などの構造改革を公約とし、「今の政治を壊し、新しい政治をつくる」と意気込む。

 日本のこころの新人で紅一点の佐々木知子氏(47)は「真心あふれる日本を!」をスローガンにしている。「子どもたちが日本人に生まれて良かったと思える日本にし、誇りが持てるようにしたい」と独自色を打ち出す。

 ほかに諸派新人の小島一郎氏(45)が立候補を表明している。

最終更新:6月21日(火)10時30分

埼玉新聞