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三菱自、改良で向上したはずの燃費が逆にダウン!燃費の再測定値公表で悪質な内容が明らかに

オートックワン 6月21日(火)21時13分配信

三菱自動車の燃費不正問題を受け、三菱自動車は「正しい方法」で燃費計測した数値を発表した。

三菱自動車が公表した燃費の再測定値表他(画像19枚)

リストを見て、あまりに酷さに驚く!

例えばJC08モード燃費で30.4km/Lだった最も燃費の良いeKワゴンの『M』グレードと、eKカスタムの『G』グレードは、再計測すると25.8km/Lしか出なかったようだ。15%も水増しした数字を公表していたことになる。よくぞこんなに過大な燃費を出したものだ。全く信じられない。

さらに驚くのは、JC08モード燃費で29.2km/Lと表示した初期型の実力値が26.8km/Lなのに対し、改良を受けて30.4km/Lになったハズの後期型は逆に燃費ダウン。25.8km/Lだったことである。カタログ値だと1.2km/L向上しているのに、実際の実力では逆に1km/L落ちていたのだった。

実力は悪化しているのに、良くなっているように見せかけたのだから悪質である。

また、このくらい実力値と格差あれば、空気抵抗の数値だけでは対応出来ないと思う。というのも、燃費全体に占める空気抵抗の割合は、せいぜい10%程度だと考える。

空気抵抗のデータを15%減らしたって、燃費は15%も良くならない。空気抵抗の数字をゼロにしたって無理だと思う。

もしゼロで申請し、それを国交省の外郭団体が信じたとしたら、これまた大きな問題だと思う。

今回公表されたデータで一番乖離の大きかったのは、前期型eKスペースの『G 4WD』。

カタログデータの24.6km/Lに対し、実力値は20.4km/Lとなり、16%以上上乗せしていた。これまた走行抵抗だけでは到底でない差である。

ちなみに三菱自動車は記者会見で「29km/Lまでは届くメドが付いていた。29.2km/Lには届かなかった」と答えていたけれど、これもウソでした。

初期型の燃費は前述の通り26.8km/Lと、開発スタート時の目標と同等。つまり5回に渡る燃費目標の向上は一度も実現出来ておらず、最初のままだったということである。5回の改良、エンジンから変速機に至るまで他分野も関連していたハズ。

まだまだ隠している事実はあると考えていい。

燃費不正の全貌が判明するまでは、もう少し時間かかりそうだ。

[Text:国沢光宏]

最終更新:6月21日(火)21時13分

オートックワン

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